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2021年6月2日
DNP、参画するコンソーシアムが名古屋市の「ナゴヤ・スクール・イノベーション事業」に採択
大日本印刷(DNP)は5月31日、教育ICT関連会社4社とコンソーシアムを組み、名古屋市の「ナゴヤ・スクール・イノベーション事業」の「マッチングプロジェクト」に応募して採択されたことを発表した。
同社は、「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」を展開し、個別最適化された学習や教員の働き方改革の推進を支援してきた。今回採択された同プロジェクトで、リアテンダント及びパートナー企業の教材を活用して、「子どもの学び方改革」と「教員の働き方改革」の実現に向けた、先進的な研究を推進するという。
名古屋市は、2020年度から、子ども自身が自分の可能性を最大限に伸ばし、人生をたくましく生きていくように、子どもの育成を目指した「ナゴヤ・スクール・イノベーション事業」を進めている。この事業は、①個別最適化された学びを提供する授業改善の推進、②新時代の学びを支える環境整備、③広報・啓発の3つの視点から、学びの改革を一体的に進めるもので、2021年度には、新しい学びの実践に向けた実践研究の「マッチングプロジェクト」がスタート。
同社はその1つである「八幡中学校マッチングプロジェクト」に参画し、実践テーマである「子どもの学び方と教員の働き方を楽しくする、ICTを最大限に生かした学校づくり」及び「多様な仲間と協同し、自分たちの手で学校を楽しくする、生徒が参画する学校づくり」を推進する。
「子どもの学び方改革」に向けて、①自分のペースで学べるICT英語学習ツール「カラオケEnglish」の活用による、個別最適化された文法学習の実現及び自己調整学習の促進。②リアテンダントの採点支援システムと連動した個別復習教材「ニューコース学習システム」を活用した苦手分野の克服。③教員が自作したテストや教材会社の単元テストなどの記録(スタディ・ログ)を学習者用の端末で分析・可視化。子どもの「自己把握」や「モチベーションアップ」につなげる。
「教員の働き方改革」に向けて、①リアテンダントの採点支援システムによる採点集計業務の効率化。②スタディ・ログと統合型校務支援システム「スズキ校務シリーズ」を連携させ、子どもの持つ多様な情報を可視化。これらの情報を基にした個に応じた指導の実践。
また、今回子どもの「学びを楽しくする」効果測定として、「NOCC教育検査」による子どもへのアンケートを通じた性格・特性の分析や、「楽しさ」を数値化する効果検証等を提案。子ども一人ひとりに合わせた多様な情報の可視化や授業デザインについては、東京学芸大学の北澤武准教授の監修のもとで推進。
同プロジェクトの中心となる機能は、リアテンダントで蓄積するスタディ・ログと、コンソーシアム各社の教育ICTツールで得られる学習データとの統合可視化分析。これに加え、子どもの特性や意識変容の測定、校務系データと学習系データの連携などを行い、「学び方と働き方を楽しくすること」をテーマとした複合的な研究を推進するという。
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