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2021年6月17日

公務員試験合格のための基礎学力を支える「すらら」のホームルーム学習/大原簿記公務員専門学校 愛媛校

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河原学園は、幼稚園から専門学校・大学・大学院まで16の学校を擁する西日本最大級の総合学園グループ。専門学校9校のうち、河原電子ビジネス専門学校、大原簿記公務員専門学校 愛媛校、河原デザイン・アート専門学校、河原外語観光・製菓専門学校(2022年4月より校名変更予定)、河原ビューティモード専門学校の計5校、全15学科にて「すらら」を導入している。基本情報処理技術者資格を取得し企業就職を目指す学生、公務員を目指す学生、漫画・グラフィックデザインを学ぶ学生、理容師・美容師・声優などを目指す学生が、それぞれ基礎学力の定着、公務員試験や就職試験対策等のために「すらら」で学習している。

その中の1校、大原簿記公務員専門学校 愛媛校は、会計学科、公務員ビジネス科、公務員専攻科、総合ビジネス科の4学科があり、税理士、公務員試験において全国トップレベルの高い合格率を誇る。公務員ビジネス科で数的処理を担当する渡部慎二教諭に、2020年度公務員一次試験合格率90.9%を支えた学びについて話を聞いた。

隔日1時間目のホームルームで「すらら」の課題に取り組む学生ら

大きな基礎学力差とマンパワーの不足が課題、公務員試験の高い合格率のために

中央:大原簿記公務員専門学校 愛媛校 公務員ビジネス科 渡部慎二教諭

公務員試験の合格率が高い大原簿記公務員専門学校 愛媛校だが、4、5年ほど前には80%前半と目標に届かない時期もあった。課題は、教養試験における基礎学力不足にあると渡部教諭らは分析しており、基礎学力を補うために力を注いできた。

公務員ビジネス科に毎年入学する50〜60名の学生の大半は、高校を卒業したばかりではあるが、就職した会社を退職したり、大学を中退したりして入学する学生もおり、入学時の学力には非常に大きなばらつきがある。授業の中だけでカバーしきれない学生は、教諭らが個別にフォローするが、常にマンパワーの不足を課題と感じていたという。

2019年、学園グループ全体で「すらら」の検討が始まったのを機に、公務員ビジネス科でも採用が決まった。

渡部教諭は、「やってみないとわからない部分もあるだろう。ただ、個別最適化され自学できるという『すらら』の特徴を聞いて、ある程度の学力層までなら学生自身で取り組めそうだ。あとは今のマンパワーでも十分対応できると直感した」と導入時を振り返る。

カスタマイズされたカリキュラムで、学生ひとりひとりに最適な学びと丁寧なフォロー

公務員試験の文章理解と数的推理に必要な基礎学力をつけるという目的から「すらら」で学ぶべきカリキュラムは、すららネットの担当者から提案された。渡部教諭らは、自身の観点から学生に必要なポイントを伝えることで、カリキュラムがカスタマイズされ完成した。

教諭らは「すらら」の管理画面から1週間分ずつカリキュラムを学生に配信する。わずか数クリックの手軽な作業だ。導入以前は、目的やレベルにあった教材探しから始まっていたことを考えると非常に効率が良くなった。空いた時間を学生の指導に充てることができる点も大きい、と渡部教諭は笑顔を見せた。

「すらら」に取り組む学生の様子や表情を見守り、必要な声掛けをする教諭

2020年4月から、公務員ビジネス科1年生全員が、隔日1時間目のホームルームの時間に「すらら」の課題に取り組み始めた。1週間分の課題をいつどれだけ取り組むかは学生の自主性に任せているという。渡部教諭は自分で考えて行動することを大事にしているからだ。成績上位層の学生らが、率先して課題より先の単元、他教科の英語を学び進む様子が見られ始めた。

課題にはレクチャー動画があり、理解が不足していても自学できるのだが、学生の様子、表情を見て必要であれば声を掛けて理解を確かなものにしていく。

「すらら」の管理画面は、学生の進捗が一覧できるので課題が期限内に終わらない学生に声を掛け、放課後一緒に学ぶ時間を設けるなどサポートは手厚い。渡部教諭は、普段の学生の様子を見ているため捗らない理由がどこにあるのか把握している。理解できない単元があるのであれば学びをフォローするし、少し気持ちが離れているのであればモチベーションを上げるために声を掛ける、学生に合った丁寧な対応だ。

学生らに見えた大きな変貌、テストで9割の得点を取ってもベスト15には入れない事態に

1年間を振り返り、学生らに勉強をする習慣がついたことが、大きな効果のひとつだという。もちろん「すらら」のみの効果ではないだろうが、朝1時間目のホームルームで全員が黙々と「すらら」に取り組んだ、この朝の時間をとれたことで1日の他の授業への良い流れができたというのは大きかった。

この時、「すらら」で解き進めている学生の表情がとても良いのだと渡部教諭。小さな成功体験の積み重ねが成長、意欲に繋がっていると実感した。

「すらら」は基礎から学び始めるため、基礎をしっかり定着させた上で、専門学校課程の授業に入れたことで理解がスムーズに進んだ様子だ。放課後、授業でわからないことがある学生を集めてフォローをしているのだが、このフォローを必要とする学生が徐々に減少したことからも「すらら」での基礎固めの効果がうかがえる。

高い学習意欲を見せるのはこれまで上位層だけであったが、頑張る層が増えたと実感しているという。「すらら」で学びへの意欲がじわじわと増し、中間層の底上げを実現できたのが最大の効果だ。定期試験や模擬試験で9割の点数を取ってもベスト15に入れないといったレベルの高さに渡部教諭も驚きを隠せない様子だ。

小中学校の学びの重要性、基礎学力向上対策で「すらら」は、間違いなくやるべきこと

「公務員試験はもちろんだが、民間の就職におけるSPI対策など基礎学力の向上は非常に重要だ。例えば、濃度や速さ、割合といった小学校の算数で習う計算がしっかり定着しておらず自信をもって即座に答えを導き出せなければ、その先の学びもスムーズには進まない。土台がしっかりしていれば新たに学ぶことも身につき成績が伸びる。小中学校の学びがいかに大事か再認識してほしい」と渡部教諭は強調する。

「基礎学力向上のために、市販本を用いた学びを学生に提供するだけでなく、『すらら』での学びは、間違いなくやるべきことだ」と力を込める。「すらら」は学生のレベルに合わせて、どこからでも勉強を始めることができ、どの学生にも合う、抵抗感のない勉強法だからだという。

「今後は、同校の他学科や学園全体にも『すらら』を広め、基礎学力を向上させ、自分で考えて学び、自分で考えて行動できる優秀な人材を輩出していきたい」と力強く抱負を語った。

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