2021年6月30日
コロナ禍で保護者の心配事の6割が「学力」について=「フランチャイズWEBリポート」調べ=
Daiが運営する情報サイト「フランチャイズWEBリポート」は29日、0〜18歳までの子ども持つ20~40代までの男女2202人を対象に実施した「コロナ禍での子供教育で気になっていること」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、事前調査で「コロナ禍での子供教育で気になることはあるか」と聞いたところ、38.2%(516人)が「ある」と回答。今回は、「気になることはある」と答えた人のうち回答のあった330人に詳細な内容を尋ねた。
「コロナ禍での子供教育で気になること」についての詳しい内容を聞いた質問では、61.8%が子どもの学力や学習に関することを答えた。
「子どもの学力」についての回答の詳細は、実際に学力が落ちたこと、学校教育に対する不満や不安、家庭学習をどのように行うべきかなどの教育に関する悩みが挙げられている。
学習以外の回答は、感染対策を行いながら学習の機会を得られる「リモート授業や塾への対応」についてや、「コロナ禍での生活スタイル」や「自粛生活でのストレス」についてが挙げられた。
コロナ禍での教育に関して気になることに対して「実際に行動したこと」について聞いたところ、家庭での学習に通信教育を取り入れたことや、塾に通い出したことなどが挙げられた。
また、学習に関わる回答として「オンライン学習に対応できる環境を整えた」との回答も22.2%あることから、回答者の58.3%が家庭内で子どもが快適な学習環境のもと、学習ができるような対策をとっていることが分かった。
学習以外の回答として、自粛生活での体力低下に対する不安からスポーツ系の習いごとや、自由時間が増えたことを利用し英会話やプログラミングなど新たな習いごとに通い始めたとの回答もあった。
「今後、最も重要だと思う習いごと」と、その「理由」を聞いたところ、「塾など学習系」が34.9%と最も多い結果となった。
学習系以外の習いごとに次いで、21.3%が「英会話などの語学系」と回答。語学系を回答した人のほとんどが「英語」だった。
次点の「プログラミング」は15%で、2020年に小学校の授業でも必修科目となった注目の高さを表す結果となった。
そのほか、プログラミングだけでなく、10%が「PCスキル」と回答。将来を考えた上で必ずと言っていいほど活用できるスキルが選ばれるなど、各回答から子どもの将来を見据えた上での意見が多く見られた。
この調査は、0〜18歳までの子ども持つ25〜49歳の男女2202人を対象に、5月31日~6月8日にかけて、ネットリサーチでのアンケート調査という形で実施。
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