2021年7月1日
イツノマ、宮崎・都農町の中学校で「地域連動型キャリア教育授業」を開始
イツノマは6月30日、宮崎県都農町(つのちょう)唯一の中学校「都農中学」で、地域連動型のキャリア教育授業を開始したと発表した。
この授業では、10年後の同町をつくりあげる当事者の中学生に、まちの課題と向き合い、自分で考え、ひとを巻き込みながら解決に向けて起動できる人材の育成を進めていく。
対象は中学1年〜3年生で、それぞれ年間15時間の総合学習の時間を使って「地域連動型キャリア教育」の授業を実施。今年5月から中学2年生の授業がスタートしており、約1年間かけて同町の気候変動対策を考えて、町へ提案し、実現を目指す。
同授業では、学生は、①都農高校跡地でサーキュラー・エコノミーを増やすためにできること、②日常生活でプラスチックの使用量を減らすためにできること、③同町内でグリーンを増やすためにできること、という3つのチームに分かれて、二酸化炭素削減に向けてのアクションを仕掛けていく。
具体的には、学生はまず、基礎知識をインプットしてから、自分たちの興味のあるテーマに分かれる。グループに分かれた後は、各テーマの問いに対してアイデアを100個出すが、アイデアが被らないようにファシリテーターが確認。厳選したアイデアだけを模造紙に貼っていく。
そしてアイデア100をベスト5に絞り、そこから各テーマにつき、サーキュラー・エコノミーや、プラスチック削減など3〜4つのチームをつくる。
最後に、プロジェクトチームとしての証を残すために合意書に署名をし、次回からアイデアの実現に向けて具体的に動き出す。
イツノマは、2020年1月、人口1万人の同町に設立された「まちづくりスタートアップ」企業。「場づくり」「デジタル推進」「キャリア教育」の3つの事業領域を重ね合わせながら、同町をはじめ地方自治体のまちづくりを推進している。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)