2021年7月15日
金沢工業大学、2022年度入学生からデータサイエンス3科目を全学科で必修科目に
金沢工業大学は14日、2022年度から、データサイエンスの3科目を全学部全学科の必修科目にし、新たなデータサイエンス教育をスタートさせると発表した。
同大では、これまでの数理科目に加えて、データサイエンスとAIの素養を身に付ける教育プログラムを整備し、Society5.0をリードする人材を育成する。
また、データサイエンスの科目を1年次から履修する必修科目に位置づけることで、デジタル社会の読み・書き・そろばんとなるデータサイエンスの基礎を全学生が学習し、所属学科の専門分野でその力を十分に発揮できる。
同大では、2020年度入学生からAIの活用方法について学ぶ「AI基礎」の科目が必修になっている。また、AI、IoT、ICTに関する発展的な内容を学べる「AIとビッグデータ」「IoTとロボティクス」「ICTと情報セキュリティ」のコースも設けられている。
「データサイエンス3科目」の概要
①「データサイエンス入門」(1単位、1年次前学期に開講)
データの取り扱いの基本や、データ取り扱いの入門ツールであるExcelの基本操作を学ぶ。Excelを使用して、社会の実際のデータ(オープンデータ)を可視化していくことで、データがもつ意味を理解し、データを集計・分析する力を身に付ける
②「データサイエンス基礎Ⅰ」(1単位、1年次後学期に開講)
データの間にどのような関係や差があるかを数学的な手法で明らかにし、多くのデータをより少ない本質的な要素で説明するための方法を学ぶ。データサイエンスにおいて重要となる、層別集計やクロス集計の手順、グラフ描画、回帰分析について、実践的な演習を交えて理解を深める
③「データサイエンス基礎Ⅱ」(1単位、2年次に開講)
コンピュータによる計算手法を使って、多くのデータをそれぞれの特性に基づいて分類し、系統的に説明するための手法を学ぶ。深層学習の基礎となる機械学習については、教師データなし機械学習の代表的な手法「クラスター分析」、教師データあり機械学習の代表的な手法「決定木」を学ぶ
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