2021年7月29日
新課程教科「情報Ⅰ」、高校教員が最も課題に感じるのは「大学入学共通テストへの対応」=ベネッセ調べ=
ベネッセコーポレーションは28日、高校教員274人を対象に実施した、新課程教科「情報Ⅰ」に関する学校の課題についてのアンケート調査の結果をまとめ発表した。
同社は、高校教員を対象に、「新課程教科『情報』に向けて今、始められる準備」と題するオンラインセミナーを、7月1日と6日に開催。2022年度から実施の新課程1期生入学に向け「情報Ⅰ」の授業で準備・検討すべき内容について考えた。
同ウェビナー後に、参加した高校教員274人(教科「情報」担当外、兼任を含む)を対象にウェブアンケートを実施。「情報Ⅰ」に関して各学校で最も課題に感じるものを聞いたところ、最も多かったのは「大学入学共通テストへの対応」42.3%だった。
以下、「指導ノウハウ(プログラミング、データサイエンスなど)」22.6%、「指導教員の不足」12.0%、「教科『情報』の評価方法」5.5%、「授業の教材選定」2.6%などが挙げられ、変化が大きいとされる教科「情報Ⅰ」に関わる高校教員の現在の課題感がうかがえる結果となった。
同社は、2022年度の「情報Ⅰ」スタートに合わせて、学校団体専用商品として、「情報Ⅰ」のデジタル学習教材「Pスタディ デジタル・情報活用力学習プログラム」と、「Pプラス デジタル・情報活用力テスト」(コアタイプ:中学卒業レベル/ベーシックタイプ:情報Ⅰレベル)を発売する。
まず、教材「Pスタディ」の無料お試し版の提供を6月29日から開始。テスト「Pプラス」は、現在は希望だけを受付け中で、申込み案内は9月中旬以降を予定。「Pスタディ」「Pプラス」ともに2022年3月末頃から、商品版の申込みを開始する予定。
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