2021年8月4日
キャンパスラボ、女子大生100人の「コロナワクチンに対する本音と不安」を調査
各大学のミスキャンパスが集まり社会課題に取り組んでいる「キャンパスラボ」は3日、女子大生100人を対象に実施した、「新型コロナワクチンに対する本音と不安」に関する調査の結果をまとめ発表した。
それによると、コロナワクチンを打つかどうか調査したところ、「既に打った」という回答が20.0%あり、若年層の接種機会が増えてきたことがうかがえる。「打つ」、「多分打つ」という回答は合わせて54.3%で、打つことに対して積極的な人が半数以上いた。
一方で、「周りの様子を見る」18.1%、「打たない」7.6%という回答もあり、打つことに消極的な人も4人に1人いることが分かった。
ワクチンの接種場所について尋ねたところ、「学校」42.1%、「自治体(市区町村他)」39.5%という回答が多かった。
他にも「バイト先・インターン先」という回答も10.5%あり、社員だけでなく学生バイトにもワクチン摂取の機会を提供している勤務先があることが分かった。その他としては「父親の勤務先」「内定先の企業」という回答もあった。
ワクチン接種をためらう最大の理由について尋ねたところ、「将来的な安全性が気になるから」という回答が最も多く36.7%、次いで「副反応が気になる」が33.3%だった。発熱などを伴う副反応、後遺症などが残らないかといった安全性が気になるという人が、合わせて7割弱もいた。
「その他」の理由としては、「不妊になると聞いたから」「子宮系に影響があると聞いたから」という声が寄せられた。こうした理由から、打ちたいけど「打たない」を選択する人が少なくないと推測される。
新型コロナについて、どこで得られる情報を信用しているかを聞いたところ、「専門家」48.6%、「体験談」42.9%、「ネットニュース」41.0%が多かった。意外にも、女子大生にとって身近なはずの「SNS」を信用しているという人は22.9%と予想より低かった。
新型コロナ情報に関しては、専門家などの身元が明らかな人や、体験談などの具体的な情報を信用しており、SNSなどの匿名性の高い情報は信用していないことが分かった。
また、「TV」を情報収集の手段として捉えている人も少ないことがうかがえる。「どれも信用しない」という回答も13.3%あり、数多くある情報の中でどれを信用していいか分からず戸惑っている様子も見受けられた。
ワクチン接種人口が増えた後でも続けると思う感染症対策は何かを尋ねたところ、「マスク」「アルコール除菌」については約8割の人が続けると思うと回答。
マスクを着けている状態が当たり前になってしまった今では、例えワクチンの接種が拡大した後であっても、マスクをしていない状態はあり得ないものとして認識している人が多いことが分かる。
一方で、外出や他人との接触について言及した項目は3割近くに留まった。個人としてできる感染対策には努めるものの、本音ではどこかに出かけたり、大勢でのイベントを楽しみたいと思っている人も少なくないと推測される。
この「女子大生の新型コロナワクチン接種状況調査」は、女子大生100人を対象に、7⽉1⽇〜17⽇にかけて実施。
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