2021年8月6日
夏休みの宿題「必要だとは思うが内容は変えた方がいいと思う」親が3割=イオレ調べ=
イオレは5日、同社のグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の、小学生の子どもがいる世帯の1337人を対象に実施した、「夏休みの宿題」に関するアンケート調査結果をまとめ発表した。
それによると、子どもの夏休みの宿題の進め方についての設問では、「計画的に毎日少しずつ取り組む」が半数近くを占め、2位の「夏休み始めのうちに全部終わらせる」が40.2%と、約9割が余裕をもって夏休みの宿題に取り掛かっていることが分かった。
その一方で、「ノープランで最後に慌ててやる」が6.4%、「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」が1.1%と、少数だが夏休み終盤に慌てるケースもあった。
また、小学1年生では0%だった「ノープランで最後に慌ててやる」「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」は、学年が上がるごとに増加傾向に。
小学6年生では、「ノープランで最後に慌ててやる」が12.2%、「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」が3.1%と、全体の15%程度が夏休み終盤まで宿題を終わらせていない結果となり、同じ小学生でも学年により大きく差が出た。
小学1年生で「その他」と回答した中には、「まだ1年生で初めてなので分からない」といった意見が多数。親にとっても子供にとっても、小学校に入って初めての夏休み、どのように進めていくか、探り探りしている家庭も見受けられた。
夏休みの宿題の進め方について相談したか、という設問では、「相談した」と「相談していない」が3%の差をつけた結果となった。
「相談した」の中には、相談することで計画性を身に付けさせるといった回答や、宿題以外のイベント(塾、遊び、スポーツチームの合宿など)のことを考え早めに終わらせたいから、などの回答が多く見受けられた。
その一方で「相談していない」と答えた人は、子どもの自主性に任せるといった回答の他、夏休みが始まったばかり、あるいはまだ始まっていないのでタイミングがなく相談できていない、といった回答が集まった。
また、最後まで残りがちな宿題は「読書感想文」、親が手伝う宿題は「自由研究」で、一昨年に行ったアンケートに引き続き今年も定番の2つが第1位だった。やはりこの2つは毎年、子どもと親が悩まされる宿題のようだ。
夏休みの宿題は子どもにとって必要か?という質問では、「必要だと思う」が65.4%を占めた。やはり過半数の親が宿題は必要だと考える一方で、「必要だとは思うが内容は変えた方がいいと思う」と考える親も3割いた。
また、夏休みの宿題で必要だと思うもの、不要だと思うものをそれぞれ調査したところ、
必要だと思う宿題は「ドリル」が他と大差をつけて1位。夏休み期間でも勉強の習慣をつけさせ、1学期の勉強の復習にも役立つドリルが必要とされる結果となった。
夏休みという長期休暇ならではのものも人気が高く、「夏休みの日記」「観察日記」がトップ5にランクインした。
一方、不要だと思う宿題は、意外にも「習字」が第1位で、503票と多くの票が入った。「不要な宿題はない」という回答も233票寄せられた。「自由研究」「読書感想文」がどちらのランキングにもトップ5入りした。
また、自由研究のテーマについては、「子どもが決める」が33.4%と最も多かった。テーマは子どもが決め、そこから親も手伝って作り上げていく、という家庭も多いようだ。自由研究の予算は、「501~1000円」が最も多く、比較的安価に済むケースが多いようだ。
この調査は、小学生の子どもを持つ「らくらく連絡網」の利用者を対象に、7月19日~27日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は1337サンプル。
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