2022年11月22日
小学生の34.5%が「1年生の1学期」から塾通いを開始=イオレ調べ=
イオレは21日、同社のグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の、小学生の子ども持つ主婦層305人を対象に実施した、「子どもの学習環境に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、調査対象になった世帯の子どもの学年を聞いたところ、小学1年生18.7%、2年生12.1%、3年生13.8%、4年生14.8%、5年生18.4%、6年生22.3%だった。
子どもが「学校以外で通っている・活用しているもの」を聞いたところ、「学習塾」36.1%が最も多く、以下、「通信教育などの学習テキスト」30.8%、「YouTubeやアプリなどの無料学習ツール」13.4%、「オンラインでの有料学習ツール」10.2%、「家庭教師」3.0%と続いた。
「1週間の学校外での勉強時間」を尋ねたところ、「5時間未満」が7割以上(71.8%)で最も多く、以下、「6~10時間」18.0%、「11~15時間」5.6%などが続いた。「21時間以上」も2.9%いた。
「いつから塾に通わせているか」を聞いたところ、「1年の1学期」34.5%がダントツで多く、以下、「3年3学期」10.0%、「4年1学期」8.2%などが続いた。「週に何回塾に通っているか」との質問でも、小学1年生の35.6%が「週3回以上」と答えており、他学年と比べて高い傾向にあることが分かった。
「塾の授業形態」については、半数以上(62.7%)が「集団学習」を選択。「塾を知ったきっかけ」については、5人に1人(21.8%)が「友人・知人の口コミ」で塾を知るきっかけを得ていることが分かった。
「塾を選んだ決め手」については、「自宅からの距離や交通の便がよかった」47.3%に次いで、「子どもが気に入った」44.5%も多数の票を獲得。子どもが前向きに学習できる環境かどうかは、保護者にとってかなり重要だということが見える結果となった。
一方、子どもを塾に通わせていない保護者にその理由を聞いたところ、「まだ通わせる時期ではない」39.0%、「勉強以外に時間を使ってほしい」38.5%と、塾での本格的な勉強は学年が上がってからで十分で、勉強以外の時間や経験を大事にする様子が見えた。
また「どの塾がいいのか迷っているから」は10.3%で、10人に1人は学習塾を前向きに検討している層だということが明らかになった。
この調査は、「らくらく連絡網」を利用している全国の主婦層ユーザーを対象に、10月13日~28日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は305人。
関連URL
最新ニュース
- 日光市、奥日光や世界遺産「日光の社寺」などの教育旅行向けメタバース空間を公開(2024年3月19日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が高知県高知市で提供を開始(2024年3月19日)
- 日本漢字能力検定協会、全国の高校の5割以上が漢検を入試で評価(2024年3月19日)
- 「スキルアップの方法に関する実態調査」の結果を発表 =スキルアップ研究所調べ=(2024年3月19日)
- 小学6年生の1分間の入力文字数(中央値)83文字に =教育ネット調べ=(2024年3月19日)
- JAPET&CEC、「NEXT GIGA時代の教育データ活用」オンデマンド配信(2024年3月19日)
- 朝日小学生新聞×ドズル、全国の小学校5000校にインターネットマナーを学ぶ教材を無償配布(2024年3月19日)
- palan、AR作成ワークショップをN高・S高の体験学習プログラムで実施(2024年3月19日)
- 栗田工業、昭島市立多摩辺中学校で微生物燃料電池について学ぶ出前授業を実施(2024年3月19日)
- 小林製薬、兵庫・宍粟市の小学校で「正しいトイレ掃除⽅法」などの出前授業(2024年3月19日)