2021年10月19日
小学生の親、塾選びの決め手TOP3は「通いやすさ」「授業形態」「口コミ」=イオレ調べ=
イオレは18日、同社のグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の、小学生の子どもを持つ親833人を対象に実施した、「学習塾・中学受験に対する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもの中学受験に関して、全体の17.3%が「予定している」、19.2%が「検討している」と回答。「いいえ」は63.5%だった。塾に通っているかという質問では「いいえ」が72.0%だったが、4人に1人以上の割合(28%)で子どもを塾に通わせていることが分かった。
入塾させた、あるいはさせたいと思う時期について聞いたところ、「通わせる予定はない」30.0%が最も高い一方で、人気の時期は「5年生1学期」10.8%、「4年生1学期」8.7%、「3年生3学期」8.2%だった。
新しい学年に上がるタイミングで入塾を検討する層が多い傾向になっているほか、高学年を控えたタイミングで塾に通わせたいと考える親が多かった。
また意外にも、「1年生1学期」から塾に通わせているという親が7.0%いた。理由としては、中学受験や学校の授業の補助的役割といった理由のほか、「幼稚園の頃から通っている」「子供の多い地域のため、1年生の時点で塾に空きがなくなるから」といった意見が寄せられた。
子どもを塾に通わせている理由については、最も多かったのが「中学受験を考えているから」46.8%で、約半数が中学受験を理由に子どもを塾に通わせている一方で、過半数の親が中学受験以外の目的で塾に通わせていることも明らかになった。
2位「学校の授業だけでは不安だから」39.6%、3位「子どもが行きたいと言うから」25.1%などが上位にあがっている。
現在通わせている塾を決めた理由を聞いたところ、「自宅からの距離や交通の便」54.5%が最も多く、半数以上が「通いやすさ」を理由に塾を決めていた。「授業形態」28.9%や「口コミの評判」22.6%も、塾を選ぶ上で重要なポイントになっており、この3つが塾選びの決め手TOP3だった。
また、人気の授業形態は「集団学習」が62.7%でダントツの1位。以下、「個別指導」25.9%、「家庭教師」7.1%などが続いた。
転塾に関する質問では、「検討していない」が80.4%だったが、5.5%が「すでに転塾した」、14%が「検討している」と回答しており、合わせて2割近くが転塾を経験あるいは検討していることが分かった。
転塾の理由については、「習ったことが身についていない」「授業のペースが合わない」「受験に特化した塾や中学に向けた勉強など、学びたい領域にマッチした塾に変更したい」などといった意見が寄せられた。
塾通いや習い事にかける年間の費用について質問したところ、「~10万」31.6%が最も多く、次いで「10~20万」25.3%となり、塾や習い事にかける費用は過半数を超える親が「20万円以下」だった。
この調査は、同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の、小学生の子どもを持つ親を対象に、9月28日~10月6日にかけて、インターネットによるアンケートという形で実施。有効回答数は833人。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)