2022年11月22日
「保育園に入れればいい」から質を見極める保活に =「ママノバ」調べ=
mogは18日、ワーキングママがキャリアの可能性を広げる場所「ママノバ」に登録したワーママを対象に実施した、保活についての調査結果を発表した。
それによると、全国の待機児童は2022年4月1日時点で前年比52.3%減の2944人となり、2017年の2万6081人から5年で9分の1まで減少した。保育園が増えたことで待機児童の問題は改善した一方で、慢性的な保育士不足や園庭のない園が増えるなど、保育環境に課題があると感じる保護者もいる。こうした保育園を取り巻く環境の変化により、保活にも大きな変化が起きているという。
待機児童が改善された最近でも保活は早い時期から始める人が未だ多いことがわかった。割合は「認可保育園の一斉募集の前」がもっとも多いものの、次に多かったのが「妊娠中から」で30%、「出産直後」も13%となった。
早期から保活を始める人が多い一方で、その保活の内容には最近の特徴が表れている。「保育園落ちた死ね」で話題になった数年前の保活と言えば何とかして認可保に入園させるための活動で、入園のための点数を稼ぐ、申し込み用紙に近隣の保育園を片っ端から記入するといったことが一般的だったが、保育環境が懸念される昨今の事情もあり、安心・安全な保育園に預けたいという思いが強くなり、情報収集や見学などでその質を見極めるための活動に変化していることが伺えるという。
実際に「保育園見学」をしたと回答した人は91%、中には「地域の子育て支援センターにいる職員に市内の保育園の特徴を聞いた」などリアルな情報収集に励む人もいたという。
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