2021年8月27日
オンライン試験システム「スマート入試」、東大大学院の入学者選抜で導入
サーティファイは26日、同社のオンライン試験システム「スマート入試」が、東京大学大学院医学系研究科・公共健康医学専攻専門職学位課程(東大SPH)の入学者選別の筆記試験(専門科目)で導入されたと発表した。
東大SPHの2022年度同筆記試験は8月16日に実施。同社は、「スマート入試」を提供して入試DXをサポートした。
「スマート入試」は、リモート環境下でも公平・公正に筆記試験や論述試験ができる独自のオンライン試験システム。
従来型のオンライン試験システムは、本人認証や視線監視など簡易な不正検出は可能だが、PCカメラの死角となる受験者の手元やPC画面、画面周辺を監視できないため、巧妙化する不正手法に対応できず、大学をはじめとする教育機関は筆記試験のオンライン化に踏み切れないでいた。
そこで同社は、PCカメラに加えて、スマホをサブカメラとして利用することで、不正への抑止力と不正検出精度を高めたスマート入試を開発。
スマート入試は、2つのカメラで、多くの不正の温床となるPCカメラの死角をカバー。取得した画像データや音声データに対して3つのAIを駆使することで、高精度の解析を行い、試験中の不正や禁止行為を見逃さない。
昨年度に多くの大学で実施されたオンライン面接では、トラブル発生時に失格となる措置が取られることがあり、物議を醸した。
その点、スマート入試は、試験中にトラブルが発生し、PCの再起動を余儀なくされた場合でも、サブカメラで再起動中の周辺状況やPC画面の監視を継続するので、試験中断時でも不正を監視・抑止し、公正な状態を保持したまま試験が続行できる。
また、スマート入試は、「入試におけるカンニング行為」を「組織における内部不正」と同等に捉えており、ゼロトラストの考え方のもと内部不正防止の基本原則に則って開発されている。
サブカメラがあることで、物理的にも心理的にも「不正をやりにくくする」状態でオンライン試験を実施できる。
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)











