2021年9月14日
22年卒の就職内定率、9月1日時点で90.0%と順調に推移=リクルート調べ=
リクルートの研究機関「就職みらい研究所」は13日、2022年卒業予定の大学生・大学院生計8730人を対象に実施した、「就職プロセス調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、9月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、90.0%(前年同月比+5.0ポイント)で、前月から4.7ポイント増加した。
2020年卒の93.7%には達していないものの、8月中の増加幅は過去3年間で最も大きく、9月は90%台になった。
8月中に就活を実施した学生が、就活にかけた時間の割合を見ると、コロナ禍の影響で就職・採用活動の後ろ倒しが見られた2021年卒と比べると少なくなっているものの、2020年卒と比べると増加。8月中に活動していた学生が一定数いることから、内定率の増加につながったと考えられる。
また、進路確定率は82.1%(前年同月比+5.2ポイント)で、前月から8.5ポイント増加した。これは、公務員試験、大学院試験などの結果も出始めており、進路決定のための検討材料がそろったことが影響していると考えられる。
学生のコメントを見ると、「進路が決まったので入社までに資格を取得して少しでもスキルアップしたい」などの声がある一方で、「これからも多くの企業にエントリーして、就活を進めていく予定」というように引き続き就活を進める学生の様子も見られた。
この調査は、2022年卒業予定の大学生・大学院生に対して、就活支援サイト「リクナビ2022」で調査モニターを募集し、モニターに登録した学生8730人(大学生7255人/大学院生1475人)を対象に、9月1日~6日にかけて、インターネットで実施。集計対象は大学生 1696人、大学院生 536人。
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