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2021年9月28日

共同印刷、記述式問題の採点システムを大学入試・試験団体向けに構築

共同印刷は15日、各種試験における答案用紙のスキャンデータを採点者が Web ブラウザ上で採点する「記述デジタル採点システム」を構築すると発表した。2022 年 1 月に提供を開始する予定。


大学共通テストで記述式問題の導入が見送られたこともあり、文部科学省は個別入試における記述式問題の充実を促している。しかし、受験者一人ひとりの答案用紙を採点し得点をパンチ入力する現場では、非常に限られた時間で合否判定を行う必要がある。国公立大学では9割が記述式問題を課すのに対し私立大学は約4割にとどまる背景には、スケジュールの都合で記述式問題の採用を見送っている状況があると推測されるという。

こうした状況を受け、同社は「記述デジタル採点システム」の開発に着手。同システムは、あらかじめ問題別に採点者を振り分け、採点者はWeb上で同じ問題を連続して採点を行う。採点と同時に得点がデータ化されることで、採点時間の大幅な短縮につながる。数学のように過程を記述する問題や小論文への対応も可能。答案用紙の紛失や採点漏れ、パンチ入力ミスといったヒューマンエラーをなくすことで採点業務の効率向上を図るとともに、正答率など得点データの分析がしやすくなり、業務全体の品質向上が期待できる。

サービスのポイントは3つ。1つ目は、「試験の機密性を保証」。答案用紙に記載された受験者の氏名・大学名・試験名等はマスキングされるため、サーバ上に機微情報は一切あがらない。2つ目は「マーク式問題と併用も可能」。OMR 用紙に記述欄を追加することで、マーク式・記述式解答の読み取り後すぐに記述問題の採点が可能になる。3つ目は、「万全なサポート体制」。採点当日の運営など、これまで同社が培った試験運営 BPO ノウハウを活かし円滑に導入をサポート。

同社はこの「記述デジタル採点システム」と合わせて試験業務を一括受託する「試験運営サポートサービス」を提供し、大学・資格試験団体の業務効率化に貢献していくという。

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