2021年10月6日
グレイシー、姫路市立広畑小学校がICT教育アプリ「MOZICA」の活用を開始
グレイシーは1日、同社が開発する音声文字化アプリ「MOZICA」を姫路市立広畑小学校の授業で活用する取り組みを共同で実施すると発表した。
同取り組みは、11月にオンラインで実施される「第71回兵庫県小学校国語教育研究会 中央大会中播磨大会」で、同校が『ICTを活用した「話すこと・聞くこと」単元の開発 -音声の可視化に着目して-』を研究テーマとして掲げ、授業実践を通して得られた効果や課題を検証して、その結果・成果を教育関係者へ公表することが目的。
同校では、2年生、4年生、6年生の国語授業で、MOZICAを活用した次のような内容で実践した。
2年生の国語授業「そうだんにのってください」では、児童がMOZICAを使い、学んだことを発表すると、その内容が文字化され、モニターに映し出された。発表内容を先生が繰り返す代わりに、文字化された発言を再生することで、音声と文字化された文章による新しい形を体験することができたという。小学校低学年の児童は、友達の発言を聞き逃したり忘れてしまったりすることが多いが、音声文字化アプリを活用することで、音声が文字として残るため、思考を促す手助けとなることを実感。
4年生の国語授業「パンフレットを読もう」では、MOZICA を活用してグループの話し合いを文字化することで、各グループの意見についてクラス全員で音声を聞きながら内容を振り変えることを体験。
6年生は「大人と子供どちらが得?」というテーマで話し合いを行い、文字化された話し合いについて「発言の量と推移をグラフに可視化」することで、視覚的に分析する試みが実施された。
音声文字化アプリを活用し、話し合いを文字化することで、それを見ながら児童が話し合
いを振り返り、話し合いを具体的に検討できる効果を実感したという。今後は、音声文字化アプリの学習効果を広めていくため、様々な学習場面での活用を模索・検証するという。
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