2021年10月13日
新居浜工業高等専門学校、高専生が小学生に遠隔プログラミング講座を実施
新居浜工業高等専門学校は12日、高知県四万十町立影野小学校において、学生による「出前授業」で遠隔プログラミング講座を9月24日に行ったと発表した。
新居浜高専では、学生が講師となり、小中学生に対して出前授業を行う「学生主体型出前授業」を実施している。今回は高専から約150キロ離れた高知県四万十町立影野小学校とオンラインによる遠隔プログラミング講座を実施した。遠隔での学生主体型出前授業は同校初の取り組みとなる。
当日は、同小の全児童22名が低学年と高学年の2教室に分かれ、高専の学生講師がそれぞれの教室においてオンライン授業を行った。授業はプログラミング学習用アプリ「プログラミングゼミ」を児童の各端末にインストールして実施。1時間目は、低学年・高学年ともアプリ上のキャラクターを動かしてみる、講師の示す手順でプログラミングを実行してみるなど、アプリの操作に慣れ、最後は自分でプログラムを作る課題に取り組んだ。
2時間目は「くり返し」のプログラムについて学習した後、低学年は4問のパズルを解く課題に挑戦、一方、高学年は既存の「ながれぼし」というプログラムに改造を加えるという課題に取り組んだ。
対面での授業と異なり、児童が操作する端末の画面を講師が見ることができないなどの難しい点があったが、学生たちがあらかじめ操作方法のビデオを作成するなどの工夫をこらし、さらに小学校の教員の協力を得て、無事にやり遂げることができたという。
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