- トップ
- 企業・教材・サービス
- TAKAO AI、画像データから自動で点字に翻訳する「:::doc」無料体験サービス提供開始
2021年10月22日
TAKAO AI、画像データから自動で点字に翻訳する「:::doc」無料体験サービス提供開始
AI技術などを活用したサービスによる情報アクセシビリティ改善に取り組む高専発ベンチャー、TAKAO AIは20日、画像データから自動で点字に翻訳する点訳エンジン「:::doc(てんどっく)」の開発・実用化に成功し、デモサイト上での無料体験サービスの提供を開始したと発表した。
同社の自動点訳エンジンは、入力された画像データを独自開発のAIモデルによって解析し、全自動で点字に翻訳するソフトウェア。スマートフォンやパソコンのブラウザ上に撮影した写真をアップロードするだけで、数秒後には点訳結果が画面に表示される。ディープラーニング等の手法を用いることで、画像の認識精度の向上、処理時間の高速化、さらに読み取った文字・写真やレイアウト情報から要約文章の生成や一部の代表的な情報を重点的に点訳するなど視覚に訴える情報のコンテキストを反映した自動点訳を実現している。
これにより視覚障害者は、学校からの手紙や地域イベントのお知らせ、周辺スーパーチラシの特売情報など日常的に受け取る印刷物も、他人を介すことなくタイムリーに情報へアクセスできるようになる。
従来の点字翻訳は点字技能を有する晴眼者(目の見える人)が1文字ずつ点字に置き換える作業が基本であり、点字に対する深い知識を持った専門家が長い時間をかけて行う必要があった。この点訳者の人口は決して多くはなく、そのため、世の中の書類のほとんどは点訳がなされておらず、視覚障害者は日常身近で手にするあらゆる墨字(非点字)情報をリアルタイムに取得することは困難だった。
また、文書の中には図表が含まれていることも多く、二次元にレイアウトされた情報を点字で伝えることは非常に困難である。写真などの情報を点字にして伝達する難しさはあるが、視覚障害者に最大限の情報を伝える努力も社会の合理的配慮に含まれるべきであると考える同社は、点訳エンジンの実用化・普及推進活動に励むという。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月11日)
- 教育ネット、徳島県立全学校に「おたすけ学校AI」を実証導入(2025年1月10日)
- コドモン、岩手県奥州市の保育所7施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年1月10日)
- 約4割の学生が「5社以上」のインターンシップなどに参加 =学情調べ=(2025年1月10日)
- タイパ・コスパの高い「オンライン学習塾」が共働き家庭の支えに =オンライン指導塾そら塾調べ=(2025年1月10日)
- 受験は親にとっても大きな挑戦、受験生の負担を気遣う親が行う「見えない応援」とは =ジョンソン調べ=(2025年1月10日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2025年1月10日)
- 社会構想大学院大学、「教育CIO養成課程」を2月に開講 ICTを活用した教育改革のリーダーを育成(2025年1月10日)
- アイディア高等学院、「個性に合わせた能力向上」をめざした教育を開始(2025年1月10日)
- 三信電気、日建学院の出席確認システムに顔認証の仕組みを導入(2025年1月10日)