2022年1月5日
満足度の高い小中高生向け通信教育、「Z会」と「スタディサプリ」が総合1位=オリコン調べ=
oricon ME(オリコン エムイー)は4日、小中高生向け「通信教育」の満足度調査の結果をまとめ、「オリコン顧客満足度」公式サイトで発表した。
同調査は、全国の実際のサービス利用者を対象に、インターネットでアンケートを実施し、事前調査や企業ヒアリングをもとに、サービスにおける評価項目をそれぞれ設定して、各項目の設問について回答を聴取。
その結果を集計して、規定の回答者数を満たした企業について、「総合」「評価項目別」にランキングを付けた。評価項目は、「入会手続き・特典」「カリキュラムの充実度」「教材・講義」「学習のしやすさ」「学習フォロー体制」「受講効果」「適切な受講料」「サポート体制」。
調査結果によると、今回で7回目の発表となる「小学生向け」「高校生向け」の通信教育ランキングでは、「Z会の通信教育」が総合1位となり、2冠を獲得した。
Z会は、「小学生向け通信教育」で2016年から7年連続総合1位となり、全8つの評価項目では7項目(「カリキュラムの充実度」「教材・講義」「学習のしやすさ」「学習フォロー体制」「受講効果」「適切な受講料」「サポート体制」)でも1位に。
「教材・講義」は、ほかの項目の中でも得点が高く、保護者から特に評価された。
また、「高校生向け通信教育」では、2017年から6年連続総合1位となり、全8つの評価項目では4項目(「カリキュラムの充実度」「学習のしやすさ」「学習フォロー体制」「サポート体制」)でも1位となった。
なかでも「カリキュラムの充実度」は、1位を獲得したほかの項目の中でも特に評価が高かった。
実際の利用者からは、「基礎的な内容から発展問題へのステップアップが、1日分の課題に必ず組み込まれていて、内容もレベルが高かった」、「子どもの学習記録が見られて、保護者向け情報提供のサイクルが適度であるところが良い」などのコメントが寄せられた。
一方、今回で「中学生向け」は6回目、「高校生向け」は7回目の発表となる通信教育ランキングでは、「スタディサプリ」(リクルート)が総合1位となり、2冠を獲得した。
リクルートは、「中学生向け通信教育」で2016年の調査開始以来、初の総合1位。全8つの評価項目では2項目(「入会手続き・特典」「適切な受講料」)で1位となり、なかでも「入会手続き・特典」は、1位を獲得したほかの項目の中でも特に評価が高かった。
「高校生向け通信教育」では、2016年以来2度目の総合1位を獲得し、全8つの評価項目では4項目(「教材・講義」「学習のしやすさ」「受講効果」「適切な受講料」)で1位に。なかでも「教材・講義」は特に評価が高かった。
実際の利用者からは、「手頃な値段で豊富な講座を受講でき、いつでも好きなときに受けられ、繰り返し聴ける点も良い」、「自分のペースで学習出来た。自分のレベルの講義が選べ、小学校からの基礎復習も出来たところが良かった」などのコメントが寄せられた。
この調査は、小中高生向けの通信教育を3カ月以上受講したことがある、現役の小中高校生を持つ全国の保護者(男女)を対象に、2019年8月~2021年8月にかけて実施。サンプル数は〈小〉4639人、〈中〉4438人、〈高〉1253人で、調査企業数は〈小〉12社、〈中〉9社、〈高〉8社。
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