2022年3月3日
北里大学、国際交流プログラムの一環で国際チーム医療演習をオンライン実施
北里大学は3月8日から12日まで、学生の国際交流プログラムの一環として世界各国の医療を志す学生と共に学ぶ「国際チーム医療演習」をオンラインで実施する。
同演習は、国際感覚に優れ、国内のみならず世界で活躍できる医療人の養成を目的として実践しているもの。留学生との交流を通して、文化的な相違点や医療保険制度の違いなどの具体例を英語でディスカッションしグループ発表を行うことで、グローバルな視点を養う教育プログラム。2015年度に第1回を開催してから今回で6回目の開催となる。
昨年度同様に、コロナ禍で海外からの学生の来日がかなわないため、オンラインでの実施となった。今年度は新たに、コロナ禍での医療ケアにおける注意点も議論に含めながら、世界6か国(地域)8大学(予定)をつなぐ。
同演習では、最新の医療科学・技術について学びを深め、国による価値観や倫理観の違いについての理解、異なる専門分野・言語・文化を持つ学生同士が協働する経験を通して、卒業後に医療従事者としてチーム医療を実践していくための技術を身につけること、国内外の様々な地域・状況における医療・保健衛生現場で貢献できる医療人を育成することを目指す。
複数の医療職種の学生でチームを組み、設定された症例の治療やケアについて、全て英語でディスカッションを行う。また、各国の医療福祉・保険制度の現況について情報を共有するとともに、文化や価値観の相違等について、他国の学生と相互理解・交流を深める。最後にはチーム毎にディスカッションの結論を一枚のスライドにまとめ、参加者全体での発表会を行う。
同大学のほか、オーストリアのFHキャンパスウィーン応用科学大学、チェコのカレル大学、ノルウェーのインランドノルウェー応用科学大学、台湾の国立成功大学、アメリカのトーマス・ジェファーソン大学、カリフォルニア大学、ケンタッキー大学が参加予定。
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