2022年3月10日
実践型探究学習に取り組む高校生、約9割が「自分の将来は自分で切り拓けると思った」と回答=カタリバ調べ=
カタリバは、全国で実践型探究学習「全国高校生マイプロジェクト」に取り組んだ高校生1654人を対象に実施した、「実践型探究学習と生徒の志向性」に関する調査の結果をまとめ、3月8日付で発表した。
それによると、「今回の探究の経験から、自分の将来は自分で切り拓けると思ったか」を聞いたところ、全体の約9割(86.7%)が「そう思う」と回答した(「とてもそう思う」39.0%と「そう思う」47.7%の合計)。
また、「社会をよりよくするため、社会の問題に関与したいか」という設問に対しても、「とてもそう思う」「そう思う」を合わせた肯定的回答が9割超(91.9%)という結果になった。
「今回の探究学習を通じて、将来の自分のやりたいことが分かったか」を尋ねたところ、行動の深度(計画・調査・フィールドワーク・企画実行)別にその結果をみると、深く行動している生徒ほど「そう思う」と回答する割合が高くなっており、探究学習が実践的になるほど将来へのビジョンが明確になる傾向が見てとれる。
また、「私の参加で、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」という設問で、興味関心と探究学習のテーマが一致している生徒と、一致していない生徒を比較すると、前者の方が「そう思う」と答えた割合が高く、自分の興味関心のあるものをテーマに設定した人ほど、社会に対する自己効力感が上がるということが分かった。
この調査は、実践型探究学習に取り組んだ全国の高校生を対象に、2021年12月13日~2022年2月22日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1654人(男性31.4%、女性67.8%、その他0.9%)。学年構成は、高1生20.4%、高2生70.4%、高3生8.3%、高4生0.1%、中等部3年生0.1%。
関連URL
最新ニュース
- 高校生の受験勉強での生成AI活用、多いのは「授業の復習」「テスト対策」「授業の予習」=武田塾調べ=(2025年2月13日)
- 採用担当者の4割が生成AI出現により「エンジニアに求めるスキルが変化した」と回答=レバテック調べ=(2025年2月13日)
- サイバー大学、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立4高校に無償提供開始(2025年2月13日)
- ゼクノ、「プログラミングスクール」のカオスマップを公開(2025年2月13日)
- STEAM通信教育「ワンダーボックス」、アイデアを形にする新教材「パイプビルダーズ」登場(2025年2月13日)
- スペクトラム・テクノロジー、「はじめての画像・動画生成AI用学習・開発キット2」販売開始(2025年2月13日)
- 東京コミュニティスクール、学び場/不登校に関する相談事業の実践報告会を26日開催(2025年2月13日)
- レプタイル、岡山県の小学4年生が「Tech Kids Grand Prix」決勝に進出(2025年2月13日)
- キズキ、ひきこもりのその後トークショー「当事者が語る社会復帰への道のり」14日開催(2025年2月13日)
- ソフトバンクロボティクス、中高教員向け「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月13日)