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2022年3月10日

学校主導、自主実施の両方でオンライン学習をしている子どもが増加 =KUMON調べ=

公文教育研究会は8日、2021年11月、小学校1~3年生の子どもがいる世帯の母親1000人、父親800人を対象に実施した「家庭学習についての調査」の結果を発表した。


この調査は、近年共働き世帯が増加する中、子どもの生活・家庭学習の状況や、保護者の意識・行動について、実態の把握を目的に2015年から継続して行っているという。

それによると、子どもの家庭で過ごす時間の変化については、テレビを見る時間は、「全くない」と「30分未満」が23.8%、「2時間以上」は15.7%。昨年度の調査結果と比べると、テレビを見る時間が減少した。また、30分以上ゲームをするという回答の合計は52.4%となり、昨年度の調査結果(52.1%)から微増ながらもほとんど変化は見られなかった。外(公園や広場など)で遊ぶ時間についても、「全くない」が22.5%、「2時間以上」が3.9%と、昨年度調査結果からほとんど変化は見られなかった。

小1~小3の子どもの家庭学習の頻度については、週平均「5.7日」、1日の平均学習時間は「34.9分」という結果になった。昨年度の調査結果(週平均「5.8日」、平均学習時間「36.3分」)より減少している。

子どもについて気にかかっていることについては、「子どもの学校での様子」が34.9%、「子どもの友達関係」は33.7%と、3割以上の保護者が気にかかっていると回答した。


オンライン学習実施の状況については、「学校主導も自主実施も行われている」が25.6%となり、昨年度の調査結果(8.4%)から増加。「いずれも現在は実施していない」は42.5%となり、昨年度の調査結果(45.1%)から微減ながらも、ほとんど変化は見られなかった。

教育におけるICT拡大の評価の問いには、「非常に好ましい傾向である」と「まあ好ましい傾向である」が43.8%、「あまり好ましい傾向ではない」と「まったく好ましくない傾向である」が12.6%だった。

家庭におけるスマート端末の所有と子どもが普段利用している端末については、子どもが利用している端末にはゲーム機(48%)が最も多く、タブレット(44.2%)が続いた。家庭におけるスマート端末の利用実態では、家にある端末では、「ゲーム」(56.9%)と「動画サイトの視聴」(39.7%)の回答が多く、学校配布の端末では「学校や塾の宿題・課題」(51.2%)と「学習アプリや学習サイトの視聴」(40.9%)の回答が多い結果になった。

家庭内学習の評価としては、「うまくいっている」と「どちらかといえば、うまくいっている」が71.6%。昨年度の調査結果(71.6%)と同じく全体的にもほとんど変化は見られなかった。家庭内学習への悩みの程度も、「まったく悩んでいない」と「あまり悩んでいない」が58.0%となり、昨年度の調査結果(58.2%)とほとんど変化はなかった。

子どもの家庭内学習の熱心さの変化については、「前よりも、家庭学習に対して熱心になった」と「どちらかと言えば、前よりも、家庭学習に対して熱心になった」が51.2%となり、昨年度の調査結果(51.3%)からほとんど変化はなかった。

家庭内学習調査の変化のきっかけで最も多かった回答は、「自力で課題を解けるようになったから」が26.9%、次に「学校の成績(テスト結果など)がよくなったから」(19.7%)、「勉強の面白さを覚えたから」(15.7%)と続いた。

保護者の家庭内学習関与の状況で最も多かった回答は、「平日の家庭学習の開始時間を把握している」が53.3%、次に「その日にやった家庭学習の内容を終了後に確認している」で46.0%だった。昨年の調査から、最も増えた回答が「仕事・家事・育児をやりながら、学習の面倒もみている」で、昨年度の36.2%から今年度は39.3%になった。

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広報メディア『KUMON now!』

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