2019年10月28日
保護者の7割以上が「子どもの重要なプリントを紛失した経験あり」=アドビ調べ=
アドビ・システムズは、保育園・幼稚園および小学校に通っている子どもの保護者500人を対象に実施した、「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」の結果をまとめ、25日に発表した。
それによると、子どもが保育園・幼稚園や小学校から日々どれくらいプリントを受け取っているかを聞いたところ、全体で最も多かったのが「週1~2枚」(33.6%)。
保育園・幼稚園では、最多回答が「週1~2枚」(41.2%)だったのに対し、小学校では、「週3~5枚」(30%)だった。
また、「週6枚以上」と回答した保護者は、小学校では24.4%で、保育園・幼稚園の3.2%と比べると実に7倍以上の開きがあった。
保育園や幼稚園、小学校などからもらった重要なプリントを誤って捨ててしまったり、失くしてしまった経験があるかどうか聞いたところ、「全くない」は23.6%に留まり、「誤って破棄したり紛失したことがある」は76.4%にのぼった。
また、保育園・幼稚園児の保護者は「頻繁にある」が5.6%だったのに対し、小学生の保護者では11.2%で2倍の開きがあった。
子どもが受け取るプリントの量が多いと思うかを聞いたところ、「とても多いと感じる」(14.7%)と「やや多いと感じる」(28.4%)を合わせて、全体の43.1%の保護者が多いと感じていることが分かった。
小学生の保護者は、保育園・幼稚園児の保護者と比べると、量が多いと感じている割合が比較的高く、「とても多いと感じる」(20.9%)と「やや多いと感じる」(35.9%)を合わせて、56.8%と半数以上の保護者が多いと感じていた。
プリント管理の方法として、デジタル管理をしているかどうかを聞いたところ、「現在デジタル化して管理している」と回答したのは22%だったが、最も多かったのは「これまでに一度もデジタル管理をした経験がない」の65.5%だった。
現在デジタル化して管理をしている、または以前デジタル化して管理したことがあると回答した146人に、具体的にどのようなデジタル管理ツールを使っているか聞いたところ、「スマホのカメラアプリ」が57.7%と最も多かった。
また、アドビのスキャンアプリ「Adobe Scan」も21.2%と、回答者の5人に1人の割合で使用していた。
「デジタル管理を現在している」と答えた保護者の割合は、保育園・幼稚園と比べると小学校で高い傾向にあり、4人に1人(27.7%)が何らかのデジタル管理を実施していた。
また、デジタル管理ツールを使っていない保護者に具体的な理由を聞いてみると、「デジタル管理ツールでそもそも何ができるのかわからない」、「デジタル管理をどのように始めて良いのかわからない」、「ツールの選び方や操作・使用方法などがわからない」「お金をあまりかけたくない」という声が見受けられた。
一方で、デジタル管理をしていないと回答した保護者の中でも、「保存や検索などが簡単にできるならばデジタル管理をしたい」という声も少なくなかった。
この調査は、全国の、保育園・幼稚園に通う子どもの保護者250人(男性125人/女性125人)と、小学校に通う子どもの保護者250人(男性125人/女性125人)の合計500人を対象に、9月13日~23日にかけてインターネットで実施した。
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