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2021年8月5日

学生・若手社会人の7割以上が「クリエイティビティは社会で活躍するために重要」と回答=アドビ調べ=

アドビは4日、就活中または就活を終えたばかりの学生100人と、一般企業に入社して3年目までの若手社会人300人の合計400人を対象に実施した、「就職活動・若手社会人に必要なクリエイティブスキル」に関する調査の結果をまとめ発表した。


それによると、学生・若手社会人の71.3%が「社会で活躍するためには創造的/クリエイティブであることは重視される」と回答。

また、75.8%が「クリエイティブスキルは就活や就職後のキャリアで強みになると思う」と回答したことから、学生・若手社会人は「創造性/クリエイティビティ」が社会で重要なスキルのひとつであると思っていることが分かった。

学生・若手社会人ともに「就職に活かされると思うスキル」および「今後重視度があがると思うスキル」として上位3つに挙げたのは、「課題発見能力」、「課題解決方法の発想力/着想力」、「情報分析力」だった。

さらに、学生・若手社会人ともTop3を支えるスキルである「デジタルリテラシー」「クリエイティビティ/創造性」「プレゼンテーションスキル」が、「今後重要度が上がると思う」と考えていた。

また、社会で必要なデジタルリテラシーについて詳細を聞いたところ、「基本的なオフィスソフト」73.4%が1位だった。

しかし、「イラスト制作や加工」31.7%や、「印刷物制作」30.3%、「アプリやWeb制作」32.7%など、約3人に1人が職種によらずクリエイティブツールのスキルが必要だと選択した。

さらに職種別に見ると、技術職では「イラスト制作や加工」48.1%や「アプリやWeb制作」40.7%、営業や事務では「イラスト制作や加⼯」(営業33.3%、事務32.3%)、「印刷物」(営業33.3%、事務29.0%)、士業(税理士、弁護士など)では「印刷物」38.9%、「動画編集」33.3%、「アプリやWeb制作」33.3%のニーズがあった。

デザインやクリエイティブ系以外の職種でも一定数のクリエイティブスキルのニーズが伺える結果となった。

また、こうしたクリエイティブスキルが具体的にどのようなシーンで必要とされるか、必要になると思うか、という質問には、「企画書や報告書をまとめるときに応用できると思う」(学生)や、「プレゼンテーションや報告会で発表する際の資料に必要」(社会人3年目)、という声が寄せられた。

在学時代を振り返り、クリエイティブスキルはどこで習得できると良いかを聞いたところ、「授業や研究などの学業での活用」62.1%を選択した人が圧倒的に多かった。

また、どのような授業を学校が用意していたら習得しやすいかについては、「一般教養の授業」62.1%、「専門授業」48.5%が他に差をつけて選ばれており、どのような環境で学びたいかに関しては「自身のパソコン」84.0%が選ばれた。


さらに、今回の調査に参加した学生・若手社会人の約8割が、「学生時代は様々なスキルを身に付けるチャンスの時期」と考えており、社会で活躍する人材を育成するためには、大学をはじめとした教育機関でデジタルリテラシー教育やクリエイティブスキルを習得する機会を提供することが求められていることが明らかになった。

この調査は、就活中または就活終了直後の学生100人(美術・芸術系の専攻は除く)と、入社3年目までの若手社会人300人(会社勤務/経営、公務員・教職員・非営利団体職員、弁護士・税理士など・医薬関連、派遣/契約社員、自営業)の合計400人を対象に、6月4日~6日にかけて、インターネットで実施。

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調査結果の詳細

アドビ

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