2021年12月8日
子どものキャリア教育、90%以上の親が「自分たちとは異なる形の教育が必要」と回答=ミライメイク調べ=
ミライメイクは7日、6~9歳までの子どもを持つ保護者1048人を対象に実施した、「子どものキャリア教育に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「これからの世代を担う子どもたちには、自分たちの時代(親世代)とは異なる形の教育が必要だと感じるか」と質問したところ、「とてもそう思う」(38.6%)、「ややそう思う」(51.9%)との回答で9割を占める結果になった。
自分たちの時代(親世代)とは異なる形の教育が必要だと思う理由を聞いたところ、「昔とは違う常識、価値観に変化してきている」(67.4%)との回答が最も多く、以下、「昔とは違う知識、スキルが求められる時代になっている」(59.6%)、「人生の選択肢に多様性のある時代になっている」(45.2%)などと続いた。
7割近くが、昔とは違う常識や価値観に変化していることを理由に挙げており、また、知識・スキルといった面でも、昔とは求められる基準が変わってきている。
「子どもが将来なりたい職業を知っているか」と質問したところ、6割以上(60.4%)が「はい」と回答した一方で、約4割(39.6%)は「いいえ」だった。
「子どもの将来について親子で話し合う時間を確保できているか」を聞いたところ、「どちらともいえない」(27.8%)、「あまり確保できていない」(14.2%)、「全く確保できていない(話し合っていない)」(4.5%)との回答で半数近くを占めた。親子で将来について話し合う時間を確保できていない家庭は、少なくないようだ。
「2020年度から、小学校でキャリア教育が本格導入されていることを知っているか」を聞いたところ、7割以上(73.8%)が「いいえ」と回答。小学校でのキャリア教育について、その認知度は低かった。
また、「親子で将来について話し合う時間(キャリア教育の時間)が長いほど、子どもの学習意欲向上に繋がると言われていることを知っているか」と質問したところ、こちらも7割以上(74.0%)が「知らない」と回答した。
「小学校低学年へのキャリア教育導入によって、子どもの学習面のどのような部分の変化や向上を期待するか」と質問したところ、「勉強に対する意欲、関心を持つこと」(52.4%)との回答が最も多く、以下、「コミュニケーション能力の向上」(51.4%)、「努力や継続ができる力を身につけること」(49.3%)などが続いた。
「現在、家庭ではオンライン教育を取り入れているか」を聞いたところ、7割近く(67.5%)が「いいえ」と回答。家庭でのオンライン教育の普及率は、まだまだ低いことが分かった。
また、「親子で受けられるキャリア教育についてのオンライン授業があったら活用してみたいと思うか」と質問したところ、「とてもそう思う」(19.2%)、「ややそう思う」(47.2%)との回答で6割以上を占めた。
この調査は、6歳から9歳までの子どもを持つ保護者1048人を対象に、11月8日にインターネットで実施した。
関連URL
最新ニュース
- 学習eポータル+AI型教材「キュビナ」が北海道森町で正式採用、町内の全小中学校へ導入(2024年9月20日)
- すららネット、「すらら」算数/数学を海外向けにローカライズ、小学校高学年の全範囲で開発完了(2024年9月20日)
- 統合型校務支援システム「C4th」、クラウド版サービスが朝霞市小中学校全15校に導入(2024年9月20日)
- 体力テストデジタル集計システム「ALPHA」、栃木・市貝町の小中4校が活用(2024年9月20日)
- ガクシー、奨学金業務の負荷軽減と利用拡大を目指し鳥取県へ「ガクシーAgent」を導入(2024年9月20日)
- JMC、静岡県小山町の「令和6年度 小中学校デジタル学習環境構築事業」を受託(2024年9月20日)
- SEプラス、遊んで学べる「ICTかるた」を高知・香南市立の小学校に寄贈(2024年9月20日)
- コドモン、大阪市の幼稚園51施設でICTサービス「CoDMON」導入(2024年9月20日)
- 大学生の就活開始、8月時点で3年生68%、4年生70% =ガロア調べ=(2024年9月20日)
- LINEやメールを使う小中学生、4割がメッセージのやりとりで「難しい」と感じる =ニフティ調べ=(2024年9月20日)