2022年1月13日
子どもに身に付けさせたい能力、56.2%の保護者が「コミュニケーション力」と回答=新興出版社啓林館調べ=
新興出版社啓林館は12日、小学生〜中学生の子をもつ保護者1009人を対象に実施した、「子どもが社会人になるために必要な力に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、まず、保護者に「自分が大人になってから、基礎勉強以外の知識や能力について“もっと早く身に付けておけばよかった”と思った経験はあるか?」と質問したところ、8割近く(79.2%)が「ある」と回答した。
具体的な内容を聞いたところ、「語学力」44.9%が最も多く、次いで「思考力」38.3%、「表現力」38.3%と続いた。
その理由を聞いたところ、「語学力」に関しては「仕事で外国人と接する場面があり、英語が話せればと思った」(50代女性)、「表現力」については「仕事でのプレゼンテーションに苦労したから」(50代男性)、また「判断力」に関しては「判断力がなく、悩んで時間を無駄にすることがよくあるから」(50代女性)といった声が寄せられた。
「知識以外で子どもに身に付けてほしい力や学ばせたいことがあるか?」と質問したところ、「とてもある」30.4%、「わりとある」53.1%という結果になり、8割以上の保護者が自身の子どもに身に付けてほしい力や学ばせたいことがあると考えていた。
具体的にどういった能力を習得して欲しいと希望しているのかを尋ねたところ、「コミュニケーション力、論理的思考、デザインシンキング、語学力」(50代男性)、「自分で考えて行動する力」(50代男性)、「協調性や社会性」(50代男性)などが挙げられた。
また、「現在、子どもに身に付けてほしい力や学ばせたいことを教えているか?」と質問したところ、「あまり教えられていない」58.6%、「まったく教えられていない」10.2%と、7割近くが「教えられていない」と回答した。
「まあ教えられている」は28.5%で、「完璧に教えられている」は2.7%だった。
「子どもに教えたい、これからの社会人に必要だと思うことは何か?」を聞いたところ、「コミュニケーション力」56.2%が最も多く、次いで「自分の意見を持てる力」35.5%、「自分の意見を人に伝えられる力」33.5%、「新しいことに挑戦する力」27.5%、「新しいアイデアを生み出せる力」25.8%と続いた。
また、「自分が教わる機会がなかったことを、子どもには学んでほしいと思うか?」と質問したところ、「とてもそう思う」37.7%、「ややそう思う」52.7%と、約9割の保護者が自身が教わらなかったことを子どもには学ばせたいと思っていることが分かった。
「子どもにどんな大人になってほしいと思っているか」を聞いたところ、「自分に自信の持てる大人」(50代男性)、「リーダーシップを発揮できる大人」(50代男性)、「柔軟に適応できる力をつけて欲しい」(50代男性)などの声が寄せられた。
この調査は、小学生〜中学生の子どもをもつ保護者1009人を対象に、2021年12月1日~2日にかけて、インターネットで実施した。
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