2022年3月10日
湘南工科大学、2023年4月に「情報学部」を開設予定
湘南工科大学は7日、2023年4月に従来の工学部に加え、多様なICT分野を横断的に学修できる「情報学部(仮称・設置構想中)」を新設すると発表した。
同学部では、Society 5.0の実現につながるAI、データサイエンス、XRメディアなど、社会的要請の高い先端ICT分野を扱い、技術を横断的に活用して課題解決に生かす力を身につけた人材の育成を目指す。なお、同大が新たな学部を開設するのは1963年の開学以来60年ぶりで、これにより2学部5学科の新体制となる予定。
ICT(情報通信技術)は、製造業、教育、医療、福祉、建築、エンターテインメントなど、多様な業種で活用されている。また、AIによる画像認識や仮想空間に集まって現実さながらにコミュニケーションができるメタバースの概念も、とても身近なものになっている。しかし、それらをより安全に楽しく活用するための知識・技術を持つ人はまだ少なく、データサイエンスやプログラミングに精通した人材が社会的に強く求められている。
こうした社会的背景に加え、湘南工科大学の第1次中期計画(2020年~2024年)における6つの柱の内、最重点項目である「教育/主体的な専門知識・技術の探求と社会人基礎力の修得を両立した本学オリジナルのアクティブラーニングの推進」に基づき、このたび、従来の工学部「情報工学科」と「コンピュータ応用学科」を統合した学修内容となる「情報学部・情報学科」を新設。その中には、人工知能専攻、情報工学専攻、情報メディア専攻の設置を構想している。
情報学部には3つの専攻をもつ「情報学科」を設置予定。3専攻の専門カリキュラムを軸に、同学部で扱うICTの10分野を1年次からすべて一通り学び、それぞれの知識・技術を掛け合わせて探究を深化。新たな価値を生み出すための視野や協働力を育み、多様な分野の知識と技術を横断的に活用して課題解決に生かす力を身につけた人材を養成する。
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