2022年4月20日
高校受験の選択、95%が「本人が決め」、志望校選びは「学校の教育方針」と「在校生の雰囲気」を重視=栄光ゼミ調べ=
進学塾「栄光ゼミナール」は19日、この春、国立・公立・私立高校を受験した受験生245人とその保護者127人の合計372人を対象に実施した、「受験生アンケート」の結果をまとめ発表した。
それによると、受験生本人に「第1志望校を決定したのは、いつ頃か」を聞いたところ、最も多かったのは「中3の夏休み以降」58.8%だった。以下、「中3の夏休みに入る前」23.3%、「中2」10.2%、「中1」6.1%、「小6以前」1.6%と続いた。
「志望校・受験校を選ぶ上で、学習面について重視した点」を受験生と保護者に聞いたところ、受験生・保護者ともに最も重視したポイントは「学校の教育方針・校風」で、受験生68.2%、保護者73.2%だった。
次いで、「成績・学力に相応」(受験生53.9%、保護者55.9%)、「大学への進学実績」(同43.3%、52.8%)で、志望校・受験校を選ぶ上で重視するポイントは、受験生も保護者も同じ傾向であることが分かった。
「志望校・受験校を選ぶ上で、学校の雰囲気や取り組みについて重視した点」を、受験生と保護者に聞いたところ、受験生・保護者ともに最も重視したポイントは「在校生の雰囲気」で、受験生51.0%、保護者53.5%だった。
次いで、受験生・保護者とも、「通学が便利」(受験生35.1%、保護者48.0%)を重視しており、特に保護者は約半数にのぼった。
受験生と保護者の回答を比較すると、受験生は「文化祭などの学校行事が盛ん」38.4%という点を、保護者(19.7%)よりも重視していることが明らかとなった。
受験生と保護者に、「受験とはどのようなものだったか」を聞いたところ、受験生の回答が最も多かったのは「学力の向上に役立った」71.0%で、保護者は「学力の向上に役立った」66.1%に加えて、「精神的成長に役立った」66.1%も回答が多かった。
「受験勉強は苦しかった」よりも、「勉強の面白さを学べた」「力を試すことができた」といった回答が多く、受験を肯定的に捉えている受験生・保護者が多いことが分かった。
受験生に、「受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人」を聞いたところ、「塾の先生」65.3%が最も多く、次いで「学校の友達」59.6%、「母」57.1%だった。
保護者に、「志望校や併願校など、受験に関する選択を決めた人」を聞いたところ、「子ども本人」が最も多く、95.3%にのぼった。高校受験では、ほとんどの家庭で、受験生本人が主体的に、受験についての選択を行ったことが明らかとなった。
受験生に「これから受験を迎える後輩への学習アドバイス」を聞いたところ、「受験勉強は早くから始めるほど自分に自信がつく。できれば中2の冬休みくらいから志望校を決めておくと、中3になり受験勉強の意識が高まってくる」、「勉強には終わりがなく、時には辛くなることもあると思うが、そんな時に有効なことは解き直しをすること」などの声が寄せられた。
また、保護者に「子どもの入試に関して、どのような役割を担ったか」を聞いたところ、「見守るのみ。元々、頑固な性格なので、本人が納得できるまではやるだろうと思っていた」、「父は、時には厳しい言葉をかけて本人の負けん気を奮い立たせ、最後には本人の背中を押してあげる良い距離感のアドバイザー。母は、本人の健康と安定した気持ちを保つための相談相手&ひたすらサポーター」などの声が寄せられた。
この調査は、「栄光」の教室に在籍していて、2022年に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象に、1月11日~3月29日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は受験生245人、保護者127人。
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