2022年4月1日
スマホを小・中学生に持たせている家庭は47%、スマホデビューは「12歳」が最多 =Belong調べ=
Belongは3月31日、同社の中古スマホのECサイト「にこスマ」が、小・中学生の子どもにスマホを持たせている親400人を対象に実施した、「子ども用スマホの利用実態についての調査レポート」を発表した。
それによると、スマホを小・中学生の子どもに持たせている家庭は全体の46.7%だった。全国の小・中学生は936万人おり、今回の調査から437万人以上の小中学生が一般的なスマホを持っていることが推計できる。
そのうち、一般的なスマホでは「新品」39%、「中古」3.7%、「おさがり」4.0%で、中古スマホの比率が8%だった。キッズ用のスマホ/携帯電話を持たせている家庭は23.4%で、通常のスマホを持たせている家庭が多いことが明らかになった。
初めてスマホを持たせた子どもの年齢(スマホデビュー)を調べたところ、平均は11.1歳だった。「小学校高学年」からスマホを持ち始める子どもが多く、中でもちょうど中学入学準備を始める「12歳」(92人、23.1%)が最も多かった。
以下、「中学1年生」、「小学4年生」が続き、入学・進学などライフステージの変化に応じて、スマホを購入する家庭が多いことが分かった。
2020年3月以降に子どもにスマホを持たせた親に、「コロナ禍の影響があったかどうか」を聞いたところ、25.7%の親が「影響があった」と回答。4人に1人が、コロナの影響でスマホを子どもに買い与えたことが分かった。
子どもにスマホを持たせた理由については、「子どもが欲しがっていたから」43.0%が最も多かった。以下、「緊急時に連絡が取れるようにしたいから」39.5%、「塾や習い事などで子ども単独での移動が増えたから」39.3%などが続いた。
また、子どもにスマホを持たせることを検討した期間については、「即決」23.3%が最も多く、スマホの購入は、子どもの意思がかなり反映され、親も悩まずすぐに購入する傾向なのが分かった。
子どものスマホ端末の購入代金を聞いたところ、平均は「2万115円」。その中で新品スマホと中古スマホの平均購入金額(新品2万4720円・中古1万388円)を比較すると、中古を選んだ親は1万4332円安く抑えていることが分かった。
また、スマホの端末代金と利用料を含む全体の料金における、予算と実際の金額を比較したところ、「新品のスマホ」では平均144円、「中古スマホ」では平均2368円と、どちらも予算よりも安く済ませてはいるものの、中古スマホの方が想定よりも、かなりランニングコストが安く済んでいることが分かった。
また、新品ユーザーは平均4047円、中古ユーザーは平均3493円と新品ユーザーに比べて中古ユーザーは月々544円安く抑えていた。
中古スマホを持たせている親が、中古スマホで満足しているポイントは「端末価格の安さ」68.8%が最も多く、次いで「必要な機能があるから」47.7%だった。中古スマホに求めているものは「価格」と「必要十分な機能」ということになる。
中古スマホを使用している親に、子どもに持たせているスマホの種類を聞いたところ、「中古」67.0%、「新品」33.0%で、中古スマホをかねてから使用している親は、子どもにも中古スマホを持たせる傾向にあることが分かった。
子どもに中古スマホを持たせている親に、「次にスマホを買い与えるなら新品・中古どちらにするか」を聞いたところ、「中古」62%が多数派で、リピート意向が高く「中古スマホ」の満足度の高さが伺えた。
この調査は、小・中学生の子どもにスマホを持たせている親400人を対象に、3月11日~15日にかけて、インターネットで実施した。
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