2022年5月20日
家庭学習、親から「花マルをもらっている子どもほど継続率が高い」 =コクヨ調べ=
コクヨは19日、いつもの鉛筆に取り付け、日々の努力を「見える化」する同社のIoT文具「しゅくだいやる気ペン」で取得したIoTデータ(対象ユーザー数約1700人)から、親子のコミュニケ―ションと家庭学習習慣化の関係を調査・分析した結果をまとめ公表した。
「しゅくだいやる気ペン」は、家庭学習に取り組んだ時間がスマホに転送され、日々の努力が見える化される。ここに親が「花マル」を付与することで「ほめる」ことも見える化される。今回、この「花マルの付与頻度」と「子どもの学習継続率」といったデータを元に、これらの関係性を分析した。
それによると、家庭学習を1週間しか継続できなかったユーザーの場合、花マルをつける習慣のある親の割合は24%程度だったのに対し、15週継続できたユーザーの場合は、花マルをつける習慣のある親の割合が72%と高かった。花マルをつけることで子どものモチベーションが上がり、学習習慣化に繋がっていると考えられる。
また、学習を終えてから3分以内に花マルをつけているユーザーが31%、1時間以内が57%となっており、半数以上の親が子どもの近くで学習状況を見守っている様子がうかがえる。
一方で、学習を終えてから2時間以上経過して花マルを付けている集団も存在した。共働きや家事などで忙しい親が多くなっている中、親の留守中に子どもが1人で学習に取り組んでいるものと思われる。親も仕事や家事が落ち着いた時間に、子どもの頑張りを確認して花マルを付けてあげているようだ。
ユーザーからは、「花マルが並んでいる様子を見るだけで、意外にもモチベーションが上がる」(小3女子の親)、「毎日花マルもらいたいから必ずなんかやっていた」(小2女子の親)、「花マルが溜まっていく様子を毎日嬉しそうに確認していた」(小2男子の親)などの声が寄せられた。
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