2022年10月4日
武蔵野大学、データサイエンス学科2年生が国際学会IES 2022でBest Paperを受賞
武蔵野大学は9月30日、データサイエンス学部データサイエンス学科2年生の濱野 周(はまの あまね)さんが国際学会The 24th International Electronics Symposium(IES 2022)で論文発表を行い、Knowledge Creation and Intelligent Computing (IES-KCIC)部門 Computational Intelligence分科会で「Best Paper」を受賞したと発表した。
IES 2022は電気・情報工学分野における国際学術研究団体IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) のインドネシア支部とスラバヤ電子工学大学・PENS(Politeknik Elektronika Negeri Surabaya)が開催する国際学会。
同学会は2部門8分科会で構成されており、今年度は9カ国以上の国・地域から253本の論文が投稿され、査読を経て115本の論文が採択された。
同学学生が参加したIES-KCIC部門では4つの分科会(Knowledge Base and Engineering, Computational Intelligence, Intelligent Multimedia Systems, Applied-Computing Sciences)に分かれて論文発表が行われた。受賞したBest Paperは各分科会において最上位の1名が受賞する賞。論文はComputational Intelligence分科会で採択された16本の論文の中からBest Paperに選ばれた。
同論文では都市の災害レジリエンスにおける森林の役割について評価することを目的として、偏在する時系列地理情報データ・社会経済指標データ・自然災害データを用いて都市部の植生・森林分布の時系列変化を多層的に分析・可視化する方式について述べている。また、日本の関東地方を対象とした実験、インドネシアの火災多発地域を対象とした実験により、SDGs目標15(陸の豊かさを守ろう)の実現に対する本方式の実現可能性、および偏在する多様なオープンデータの統合的活用の可能性について示している。学会ではインドネシアの火災に有用であること、その汎用性について高く評価された。
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