2023年1月24日
大学通信、23年大学入学共通テスト平均点 数学がアップ、生物は2年続けて過去最低
大学通信は、1月14日・15日に行われた大学入学共通テストの平均点(中間集計)が大学入試センターから発表されたことを受け、その内容を発表した。
主要19科目(英語リーディング、英語リスニング、国語、数学I・数学A、数学II・数学B、世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、「倫理、政治・経済」、理科(1)物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、理科(2)物理、化学、生物)を22年度の平均点と比較すると、11科目がアップした。昨年同様、さまざまな形式の問題で思考力が問われる出題だった。
教科・科目別に見ていくと、まず、英語リーディングは昨年より難化し、平均点は55.07点、約7点ダウン。リスニングは63.04点で問題量、難易度とも昨年並みで約4点アップ。
国語は52.58点(100点満点に換算)で約3点ダウン。いずれの大問も関連する複数の文章を読み比べる問題で、昨年よりやや難化した。
数学は、数学I・数学Aが58.08点で約20点アップ。出題分野は幅広く、問題のページ数も増加したが、昨年よりは解きやすくなったようだ。数学II・数学Bも易化し、64.86点で約22点アップ。得点率が6割を超えるのは01年以来。
地理歴史は、世界史が60.08点で約6点ダウン。日本史Bは61.06点で約8点アップ、地理Bは62.23点で約3点アップ。
公民は、現代社会が昨年並みの61.61点。他の3科目はいずれもダウンし、倫理が58.95点、政治・経済が52.39点でともに約4点ダウン。「倫理、政治・経済」は60.80点で約9点ダウンした。
理科は理科(1)(50点満点)の物理基礎が29.37点で1点ダウンしたほかは、化学基礎が30.61点で約3点アップ、生物基礎が25.69点で約2点、地学基礎は36.21点で約1点アップした。
専門理科の理科(2)は、物理が64.46点で約4点アップ、化学が49.95点で約2点アップ。生物は40.55点で約8点ダウンし、過去最低だった昨年からさらに下がった。問題量はほぼ変わらなかったが、考察に多様な知識が求められ、昨年より難化した。
まだ中間集計の段階だが、物理と生物の間に24点の差があるため、理科(2)で「得点調整」が行われる可能性がでてきた。「得点調整」は、その点差が、試験問題の難易度に基づくと認められた場合に、受験者が1万人以上いる科目間で、点差が15点となるように調整するもの。実施の有無は1月20日に発表される。
5教科7科目の合計点の平均も、大手予備校の推計によるとおよそ30点前後はアップするとみられている。国公立大志望者は、共通テスト受験者全体の中での位置を見極め、冷静に2次試験出願を判断してほしいとしている。
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