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2023年3月31日

基礎学力をつけて高校へ、全学年の補習と中3向け高校入学前指導に「すらら」を活用 /関西大学北陽中学校

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大阪市東淀川区にある中高一貫校の関西大学北陽中学校。野球やサッカーで多くのプロ選手などを輩出した男子校の北陽高等学校が、2008年に関西大学の併設校となり、関西大学北陽高等学校と改称して男女共学に移行した。その後、2010年に開校したのが関西大学北陽中学校だ。クラブ活動が盛んな同校では、AIを使ったアダプティブな対話式 ICT教材「すらら」を採用し、学習習慣の定着や基礎学力の向上に活用している。導入の経緯や「すらら」活用法など関西大学北陽中学校 川崎安章教頭(中学校・技術科担当、高校・情報科担当)に話を聞いた。

関西大学北陽中学校

関西大学の併設を機に基礎学力に向き合う

関西大学北陽中学校が開校し、1期生が中学3年生となった3年目に着任したという川崎教頭。大学の併設校になったことを機に、年々、基礎学力の底上げが必要になっていた頃だったと振り返る。

関西大学北陽中学校 教頭 
川崎安章 教諭

クラブ活動に積極的な同校では、生徒も教員も学習とクラブ活動の両立で日々忙しくする中、家庭学習も含めた学習時間の確保や学習習慣の定着に課題があった。この状況を打開するため、定期テストの成績が一定を越えない生徒にはかねてより放課後に補習を実施。さらに近年は成績が高い生徒に対しても補習を行うなど、時間が許す限り“人海戦術”のように策を講じていたという。

しかし、それでは教員の負担が増すばかり。放課後の補習とクラブ活動の指導で、教員が職員室に戻る時間は当時20時ころ。そこから評価や翌日の準備など行うため、帰宅時間は22時を越えてしまうこともあった。何か良策はないか、様々に模索していたという。

レクチャー機能を持つ「すらら」、教員の業務軽減にも導入を決定

前職の会社員時代に、関連事業の情報収集としてたびたび展示会など訪れていたという川崎教頭。同校に赴任して以降も、教育系の展示会やフォーラムなどに積極的に参加し、学校教育に関するICTツールや情報を知る機会を得ていた。そこで「すらら」との出会いを果たす。

はじめて「すらら」に触れたのが、教科の「英語」のデモンストレーションだった。アニメのキャラクターがレクチャーをする機能を見て、中学1・2年生に学びやすいツールではないかと好印象を持ったという。また、ICT活用で教員の業務効率化を思案していた矢先でもあり、「面白そうだ」とも感じた。その後も展示会に毎年足を運ぶ中、すららネットの社員から親切丁寧な説明を聞けたことで「すらら」活用を検討するようになり、2018年に導入を決定。現在、同校での「すらら」活用は5年が経過している。

「すらら」で徹底的に補習に取り組む

同校の授業は、月・水・金が7限、火・木が6限、土曜日が4限という時間割。このうち、火・木の授業後の7限にあたる時間で従来から補習を実施している。「すらら」を導入した当初は、それまでワークブックなどアナログで行っていた学習を「すらら」に置き換えることでスタートした。「すらら」であれば当該教科の教員が不在であっても、他の教員が生徒の学習状況を見ることができる。

開始して間もなくの頃は、ICT教材に積極的な教員を中心に「すらら」活用が見られたが、できるだけ補習は「すらら」をメインとし、また長期休暇の宿題にも「すらら」を活用してもらえるよう学校の教員たちに呼びかけたという川崎教頭。生徒の基礎学力を身につけることを目的に、現在は大きく2つの取り組みを「すらら」で行っている。

◆中学1~3年生まで定期テストの成績不振者に補習の課題&テスト
全学年を対象に、中間・期末とも定期テストで成績が一定のレベルに届かなかった生徒に向けて補習を実施。英語・国語・数学で「すらら」を活用している。教員がオリジナルの問題を作問・出題できるテスト機能の「E-te」で確認テストをして、正答率が80%以上になるまで何回も繰り返している。「E-te」では、テスト後に不正解だった弱点についてAIが自動で課題を再度出題するため、生徒は復習をすべき単元までさかのぼって苦手を補うことができる。

「すらら」を活用した授業風景

一方で、不正解が多い生徒ほど課題がどんどん増えてしまうため、積み残しが出る傾向もある。その際には、生徒の個性などを鑑みながら担当の教員が課題量を調整するなど個別に適した工夫をしているという。

また、夏休みなどでは、生徒の学習状況をクラブ顧問も協力して見ているという。課題をしっかりと完了できるよう、休暇期間の終わり頃に学校に生徒を集めて進捗をチェックし、できていなければ居残り時間を設けて終わらせられるよう学習とクラブ活動の両輪をフォローしている。

教員側にとっても課題配信が容易に行えるうえ、生徒それぞれの学習状況や成績推移など学習ログも把握でき、従来と比較して業務軽減が実現できているという。

◆中学3年生は3学期の高校進学前の成績不振者に向けて「入学前指導」を実施
もう一つ、同校では中学3年生に向けて、3学期の成績不振者に対し「入学前指導」を行っている。2学期の期末で高校への内部進学が決定しているものの、3学期の定期テストの成績にやや不安がある生徒に対して高校への接続に備えるためのものだ。「入学前指導」自体は1期生の頃から実施しており、当時は対面授業で補習テストを行っていたが、現在は5教科において「すらら」を活用している。

具体的には、まず1週間分の課題を提示。それが済んだのち、次の1週間分の課題を2週目の最初に提示。それを3週間分行っていく。その後、3週間分の課題について「すらら」の「E-te」を使ってテストを行い、定めた合格点に達した生徒を合格とする形式だ。高校へ進学した後もスムーズに学習が進められるよう欠かせない指導になっている。

家庭学習にも意欲的になってきた生徒

同校では生徒用端末にiPadを導入しているが、これまでは中学1・2年生が所有しており、2023年度から全学年が利用できる状態になる。

したがって、「すらら」導入時は全学年で端末がまだ揃っておらず、また家庭で端末利用ができない生徒もいたため、情報科の教室を開放するなど対応していた。現在では、家庭のWi-Fi環境なども整い、家庭学習の時間も「すらら」によって増えてきたという。これまで学習習慣があまりなかった生徒も「『すらら』だけはやっておかないと」と家庭での学習意識に変化が表れてきており、同時に学習時間も伸びている。

「すらら」によって低学力層の生徒たちの学習習慣が身につくことにとても効果を感じるという川崎教頭。勉強に向かう時間が従来の3~4割程度上がった。

中間層から上位層へのランクアップも目標

これまでは補習をメインに「すらら」を活用していたが、それに加えこれからは中間層の「すらら」利用率を上げて上位層へとランクアップしていくことも目標だという。

まずは、日々の宿題など様々な場面で「すらら」をより活用してもらうなど、教員に積極的な利用の協力を仰いで推進していきたいと展望を語る。毎年、教員の異動があるため、新年度から着任する教員向けに、すららネット社員による「すらら」ガイダンスも熱望している川崎教諭。教員側の「すらら」定着を継続的に図っていく意向だ。さらに、高校でも「すらら」を導入すれば、中高一貫での活用に広がりが生まれるだろうと期待を寄せている。

全学年が1人1台端末となる2023年度。補習にも、さらなる学力アップにも、生徒それぞれの力量と特性に応じて「すらら」活用がますます充実していきそうだ。

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関西大学北陽中学校

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