- トップ
- 企業・教材・サービス
- デジリハ、重症心身障がい児の主体性をアプリで引き出す「デジリハ」国際学会で発表
2023年7月31日
デジリハ、重症心身障がい児の主体性をアプリで引き出す「デジリハ」国際学会で発表
センシング技術とインタラクションを活用するデジタルリハビリツール「デジリハ」の開発・普及を行うデジリハは27日、共同研究を行う信州大学 宮地弘一郎教授がスイス・ジュネーブで実施された国際精神生理学会にてポスター発表を行ったことを発表した。
6月26~29日にジュネーブで実施された国際精神生理学会(21st World Congress of Psychophysiology)にて、音声を通じてプレイできるデジリハアプリ「ボイスdeどっかーん」を利用した症例検討の結果を報告した。
「ボイスdeどっかーん」は、マイクが声や楽器等の音を検知するとその持続時間に応じて火山からマグマが噴出。さらに火山の色が徐々に変わることで次に何が起こるかドキドキ感を与えるアプリ。
今回の発表では健常大学生10名と10歳の重症児1名の協力を得て、「ボイスdeどっかーん」をプレイしている最中の心拍変動を計測している。重症児での結果では、アプリ開始(児童の発声開始)から火山の噴出と共に心拍速度の加速傾向がみられ、さらに噴火の数秒前から心拍速度が減速した。
これは健常大学生から得られた心拍変動モデルにも近い結果で、デジリハアプリのインタラクションに合わせた児童の活動への参加努力の発生や、児童が注意をアプリに向けていることの現れと考えられるという。
アプリの変化と心拍変動を元に児童の活動状況を評価することで、より適切なアプリの選択や環境の設定が可能になると考えられる。今後もより多くのデータを集め、重症児の認知・活動を評価することのできるシステムとして発展していくとしている。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)