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2023年10月27日
イーデザイン損保、下校時の危険箇所で警告音を鳴らすことで約3人に1人の飛び出し防止を実現
イーデザイン損害保険は26日、金沢大学融合研究域融合科学系の森崎裕麿助教と共同で「おまもりもし子実証実験」を実施したと発表した。
10月は子どもの交通事故、特に7歳児の事故が多くなると言われている。同社では「魔の7歳」といわれる小学1年生の通学中の自動車事故の多さに着目し、事故削減を目指すサービス「もしかもマップ」を2022年4月から提供している。さらにこのたび、子どもの飛び出しを抑制する小型の見守りデバイス「おまもりもし子」を金沢大学と共同開発し、その実証実験を、東京都中野区立江原小学校1年生を対象に2回に分けて実施した。
前半の実証実験では、子どもが駆け出した瞬間にデバイスから音を鳴らすことにより、児童の62.5%の飛び出し行動を抑制。後半の実証実験では、GPS連動で事前に設定した危険エリアに入った場合に音で注意喚起を行い、事故防止への効果を検証。児童の約3人に1人以上は、アラーム音を聞くと安全のためにスピードを落とし、飛び出しを防ぐことができるという結果を確認した。
今後は、来年度以降の「おまもりもし子」実用化に向けて、小型センサーを開発するなどの機能改善を行いながら、飛び出しの多い箇所のデータを「もしかもマップ」に反映させたり、「もしかもマップ」でユーザーが登録した危険箇所を「おまもりもし子」でアラートしたりするなど、サービスを相互活用して子どもの事故削減を推進していく。
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