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2024年1月9日

みんがく、「スクールAI」がMicrosoft社Azureを基盤にセキュリティ強化アップデート

教育×生成AIをテーマに、教育サービス開発を⼿掛けるみんがくは5日、教育現場でChatGPTなど生成AIを安心して利用するためのプラットフォーム「スクールAI」で、Microsoft社のAzure OpenAIによるChatGPT環境を構築し、安全性を高めるアップデートを実施したと発表した。

Microsoft Azureの厳格なセキュリティ基準に準拠したChatGPT環境を提供し、情報セキュリティリスクを回避する機能を標準搭載している。安全性を担保したうえで、教育現場で活用できるChatGPT環境を構築した。

Azure OpenAI Service の「コンテンツ フィルタリング」では、以下の4つのカテゴリに関して、コンテンツを 4つの重大度レベル (安全、低、中、高) に分類し、それに基づいて入力されたプロンプトの内容と応答を抑制する。

・差別・侮蔑表現(Hate)
・性的表現(Sexual)
・暴力的表現(Violence)
・自傷行為にかかわる表現(Self-harm)

教育現場で生成AIの利用を躊躇する理由の1つに、個人情報が外部に渡ってしまうのではないかという懸念がある。「スクールAI」では、対話内容がAI の学習データに利用されることはない。また、先生が生徒の利用状況やログを確認することも可能なので、適切な利用がなされているかを確認でき、教育現場で安心して利用することができる。

スクールAIは、教育現場でChatGPTなど生成AIを安心して利用するためのプラットフォーム。現場の課題に合わせてカスタマイズでき、各生徒の思考過程をログから確認することができる。これにより、教師はより効果的な指導を実現することができる。ハルシネーション(幻覚)のリスクを最小限に抑える機能や、個人情報を学習しない設計が取り入れられている。文部科学省のガイドラインに対応しているため、教育現場での安心感も高まる。スクールAIは、2023年度の日本Eラーニング大賞「経済産業大臣賞」やAsia Edtech Summit「銀賞」を受賞した「NANDE」の基盤になるなど、今後の教育の質を向上させる革新的なサービスとして注目されている。


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