2024年1月12日
順天堂大学、「診療放射線学領域でのスマートグラスを用いた振り返り学習の有効性」を公表
順天堂大学は11日、「診療放射線学領域におけるスマートグラスを用いた振り返り学習の有効性」に関する研究結果を公表した。
同大保健医療学部診療放射線学科の室井健三准教授、医学部医学教育研究室の西﨑祐史 先任准教授、大学院保健医療学研究科の代田浩之研究科長/特任教授らの研究グループが、「スマートグラス」を活用した多角的視点による教育コンテンツを開発し、今回、客観的臨床能力試験(OSCE)の振り返り学習の有効性を明らかにした。
スマートグラスは、一般的に眼鏡のような形状でユーザーに情報やコンテンツを表示するためのデバイス。
同コンテンツの映像情報により、これまで不可能だったOSCE時の学生の行動を客観的に観察することができた一方で、一部のOSCE試験項目でスマートグラス介入群に比べ、従来の教育である対照群の得点の方が上昇しており、その理由として装着時の煩わしさ、ネットワークの不安定さなどが挙げられた。
今回の研究成果は、スマートグラスを使った教育の改善の可能性を示すと共に、その教育現場に実装する際の課題を明らかにした。なお、今回の研究論文は、1月2日付(米国東部時間)で、「PLOS ONE」誌のオンライン版で公開された。
今回の研究デザインは、従来の教育方式(対照群)とスマートグラスを用いた教育コンテンツでの教育方式(介入群)におけるランダム化比較試験で、調査対象は、同大保健医療学部診療放射線学科3年の学生でOSCE受験予定者117人中のアンケート調査に同意が得られた70人(対照群37人、介入群33人)。
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