2024年2月15日
10代の子をもつ親の7割以上が「子どもに『IT知識/スキル』を身に付けてほしい」と回答=アークライン調べ=
アークラインは14日、10代の子どもを持つ親111人を対象に実施した、「子どものキャリアに対する親の心情調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、まず、子どもの年齢を尋ねたところ、「中学生」47.7%、「小学校高学年」44.1%、「高校生」40.5%、「大学生/専門学生」12.6%だった。
「ITの教育不足が原因で子どもの将来に不安を感じた経験はあるか」と聞いたところ、「ある」が46.8%、「ない」が53.2%だった。
「ある」と回答した親に、「ITの教育不足が原因で子どもの将来に関して、感じたことがある具体的な不安」を尋ねたところ、上位3項目は、「仕事の自動化で雇用が減少することへの不安」50.0%、「ITリテラシーが高い同世代の子どもたちと比べて、自分の子どもが取り残されてしまうことへの不安」50.0%、「将来的に職業選択の幅が狭まることへの不安」42.3%という結果になった。
一方、「ない」と回答した親に、「不安を感じたことがない理由」を聞いたところ、多かったのは、「学校での正式な授業がなくても子どもが必要なスキルを身に付けると考えているため」33.9%、「子どもが他の分野で特技や興味を持っており、それが将来のキャリアに直結すると考えているため」20.3%、「インターネットなどで学校でカバーされない内容を学習していると考えているため」16.9%という回答だった。
また、「将来のキャリアに備え、子どもにITに関する知識/スキルを身に付けて欲しいと感じるか」と質問したところ、「非常にそう感じる」25.3%、「ややそう感じる」49.5%となり、7割以上(74.8%)の親が、「子どもにITに関する知識/スキルを身に付けて欲しい」と回答した。「全くそう感じない」も4.5%いた。
「子どもにITの知識/スキルを身に付けて欲しい理由」を聞いたところ、「技術の進歩に適応する能力を養って欲しいから」が55.4%、「ITスキルは基本的なリテラシーになっていくから」が51.8%、「ITスキルは多くの異なるキャリアパスに繋がるから」が48.2%。
このほか、「ITは当たり前の時代だから」や「就職面で有利になる」など45の自由回答も寄せられた。
「子どもに身に付けて欲しい具体的なITの知識/スキル」を聞いたところ、TOP3は、①「基本的なコンピュータリテラシー」62.7%、②「プログラミング」59.0%、③「データ分析」44.6%だった。
また、「ITの知識/スキルを身に付ける手段として、子どもにプログラミングスクールをすすめたいと思うか」と質問したところ、「非常にそう思う」が13.6%、「ややそう思う」が38.7%だった。「全くそう思わない」も11.7%いた。
この調査は、10代の子どもを持つ全国の親を対象に、1月19日〜22日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は111人。
関連URL
最新ニュース
- 「TDXラジオ」Teacher’s [Shift]File.199 東京都世田谷区立駒繋小学校 宮野由季 先生(前編)を公開(2024年12月2日)
- 英語学習アプリだけでの学習に約9割が限界を感じている =ビズメイツ調べ=(2024年12月2日)
- 埼玉県、保育士応援ポータルサイト「埼玉保育ナビ」をプレオープン(2024年12月2日)
- ELSA JAPAN、渋谷区立中学校でAI英会話アプリ「ELSA for Schools」で英語授業実施(2024年12月2日)
- 東京電機大学、サイバーセキュリティの専門家育成新プログラム「CySec Expert」来年度開設(2024年12月2日)
- TDCソフト、一関工業高専の「シビックテック特論」でUXデザイン教育を実施(2024年12月2日)
- ZUU、都内の中学校でICT×金融教育授業「投資ってなに?」を実施(2024年12月2日)
- 島根県、プログラミング合宿「Ruby合宿2025春」の参加者募集(2024年12月2日)
- ビートバップ、ゲーム制作などデジタルスキルが学べる「教室メタバース」をリリース(2024年12月2日)
- 内田洋行、「『AI時代の先生を考える』~ロボット教師はナンセンス~」21日開催(2024年12月2日)