2024年2月29日
中学2年生の月額の塾代は2万円以上3万円未満が最多 =じゅけラボ予備校調べ=
じゅけラボ予備校は27日、現在、塾または予備校を利用している中学2年生の保護者160名を対象に実施した塾の費用に関する教育費調査の結果を公開した。
それによると、「現在通っている塾の月額費用はいくらですか?」の問いには、「2万円以上3万円未満」33.1%、「1万円以上2万円未満」23.1%、「3万円以上4万円未満」15.6%と続いた。
1万円以上2万円未満を支出する家庭も23.1%と大きな割合を占め、教育費用に対する慎重な姿勢を取っていることが見て取れる。一方、3万円以上4万円未満を支出する15.6%の家庭は、より高い教育サービスへの投資を選択しており、子どもの学習環境や将来へのさらなる期待を象徴している可能性がある。
月額1万円から4万円の間で塾の費用を支出している中2の家庭が合わせて71.8%を占めていることから、多くの家庭が教育費として許容する価格のボリュームゾーンと言える。
「現在通っている塾の年間費用はいくらですか?」の問いには、「20万円以上30万円未満」22.5%、「30万円以上40万円未満」18.8%、「わからない」13.8%、「20万円未満」12.5%と続いた。
塾の年間費用において、20万円以上30万円未満の年間費用を支出している中2の家庭が22.5%で最も多いことが明らかになった。しかし、30万円以上40万円未満も18.8%と多く、合わせると41.3%となることから年間20万円から40万円が中2家庭の年間の塾代のボリュームゾーンと言える。
さらには40万円以上の費用を支出している家庭も合わせて32.6%に上り、中には年間90万円以上の金額を投じている家庭がいることもわかった。
一方で、「わからない」と回答した13.8%の家庭は、教育費用に対する不透明感や情報の不足を感じている可能性がある。
「現在通っている塾のサービスに対する費用の満足度を教えてください」の問いには、「非常に満足」と「満足」を合わせた満足度は51.2%と、半数以上の保護者が塾や予備校の費用に対して肯定的な評価をしていることがわかる。一方で、「不満足」と「非常に不満足」を合わせた保護者が10.7%に上ることから、全ての家庭が価格に見合った価値を感じているわけではないことも明らかになった。
「適正だと思う塾の月額費用はいくらですか?」の問いには、「1万円以上2万円未満」39.4%、「2万円以上3万円未満」28.8%、「1万円未満」と「3万円以上4万円未満」は同数の13.1%と続いた。
「保護者が適正だと感じる塾の月額と実際の月額費用の差」については差異が浮き彫りになった。多くの中2の保護者が支出している金額は、2万円以上3万円未満の範囲に集中しており、この価格帯を「適正」と感じる保護者の割合も高いことが確認された。しかし、適正と感じる費用に関する調査では、1万円以上2万円未満を適正とする保護者が最も多く、39.4%に達している。これは、実際の支出が保護者の理想とする価格帯よりも高いことを示しており、教育費用に関する保護者の経済的負担を感じさせる結果となった。
「適正だと思う塾の年間費用はいくらですか?」については、「20万円未満」30.6%、「20万円以上30万円未満」29.4%、「30万円以上40万円未満」20.0%と続いた。
「20万円未満」が期待と現実のギャップが最も大きく、また「20万円以上30万円未満」は適正価格と実際の支出価格ともに多い価格帯であることわかった。「30万円以上40万円未満」は期待と実際の支出が非常に近しい価格帯であることもわかった。
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