2024年3月19日
栗田工業、昭島市立多摩辺中学校で微生物燃料電池について学ぶ出前授業を実施
栗田工業は、同社が研究開発に取り組む微生物燃料電池をテーマにした出前授業を、3月4日に昭島市立多摩辺中学校で実施したことを明らかにした。
同社の研究開発拠点であるKurita Innovation Hub(KIH)が立地する東京都昭島市における地域貢献活動の一環として、KIHに所属する社員が同校を訪問し、理科室における体験授業の形で3年生を対象に実施した。
授業では、微生物の多様性や微生物燃料電池の仕組みを学んだあと、同社が開発中の微生物燃料電池を生徒に実際に組み立ててもらい、微生物が発生させた電気で電子オルゴールを鳴らす実験に取り組んだ。
実験のあとには、生徒に持続可能な社会の実現に向けて微生物燃料電池が果たすことのできる役割を考え、最後に今回の授業で得られたことや感想などを発表してもらった。生徒からは、微生物燃料電池の技術や発想が地球環境問題の解決に使えることが理解できたという声に加え、「環境問題や科学技術の開発に熱心に取り組む企業があると知ることができた」「そのような取り組みを仕事にできることへの興味が深まった」など、前向きな感想が聞かれたという。
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