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2024年4月1日

できる営業が自身に不足していると感じるスキル第1位は「IT・デジタルリテラシー=グロービス調べ=

グロービスは3月29日、同社の定額制動画学習サービス「GLOBIS学び放題」が、営業職の中でも高い成績をあげていると考えられる年収850万円以上の男女332人を対象に実施した、「ビジネススキルに対する意識や行動に関する調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、「営業で重要だと考えるスキル」について聞いたところ、圧倒的に多かったのは「コミュニケーション」で、7割以上(71.4%)の票が集まった。営業職は対面でのやりとりがメインなので、頷ける結果となった。

以下、「論理思考」47.9%、「マーケティング」42.8%が約4割、「データ分析」37.7%、「組織マネジメント・リーダーシップ」34.9%、「経営戦略」30.4%が約3割と票が分散していることから、営業職に求められているスキルが多岐にわたることが見て取れる。


「自身のビジネススキル向上のために、どのような目標設定をしているか」を尋ねたところ、1位に「顧客への貢献」48.2%、3位に「チームや組織への貢献」41.3%がランクインしており、ビジネススキルを向上させることで、他者に貢献したいという姿勢がうかがえる。2位は「仕事の効率化、生産性向上」47.9%だった。


また、「自身に不足していると思うスキル」を聞いたところ、「ITスキル・デジタルリテラシー」29.8%が最も多く、働き方の変化で、オンライン商談をメインとする企業が増えてきたことから、ITやデジタルに関わる需要が増えているものと推察できる。

「データ分析」25.3%や「経営戦略」23.8%、「マーケティング」22.6%なども2割以上の回答があり、幅広い分野の知識やスキルに関して必要性を感じているようだ。


さらに、自身に不足しているスキルや知識の向上のために、「行動を起こしているか」と質問したところ、56.3%が「いいえ」と回答し、「はい」43.7%を上回った。スキル・知識不足と分かっていても、半数以上はなかなか行動には移せていない。


「行動を起こしていると」回答した145人に、「どのような行動」をとっているかを聞いたところ、最も多かったのは「書籍、動画、音声コンテンツなどでの学習」44.1%。次いで「各種メディアのニュース、記事などからの情報収集」37.9%で、場所や時間を選ばずにできるタイプの学習に人気が集まっていることが分かる。


「スキルや知識向上のための障壁となる問題」についても聞いたところ、最も多かったのは「時間を確保できない」44.1%で、次いで「どういう手段が良いかわからない」22.8%という、学習手段に関するものだった。

「会社(上司含む)が、スキル・知識の向上を評価してくれない」20.0%、「会社(上司含む)からのサポートが不十分」19.3%などは比較的下位にとどまり、会社の態度や行動を障壁と感じている人はやや少ないと推察できる。


一方、スキルや知識の向上のために「行動を起こせない」と回答した187人に、行動に移せない理由を聞いたところ、既にスキルや知識の習得のための行動をしている人の多くが障壁として挙げた項目と同様に、「時間を確保できない」40.6%が最も多かった。

次いで「どういう手段が良いかわからない」24.1%、「何を行うのが良いかわからない」23.5%という学習の手段・領域に関する問題も上位に挙げられ、「スキル向上の必要性を感じながらも、どのように動けば良いかわからない」と悩む姿が感じられる結果となった。

この調査は、年収850万円以上の営業職の20~50代男女を対象に、3月7・8日にインターネットで実施した。有効回答数は332人。

調査結果の詳細

関連URL

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