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2024年4月3日
チエル、「CHIeru Magazine」2024春夏号を全国の学校関係者に無料配布
チエルは1日、同社が発行する教育ICT情報誌「CHIeru Magazine」(チエルマガジン)の2024春夏号を、全国の教職員や学校関係者への無料配布を開始した。
同号「小学校・中学校版」の巻頭インタビューでは、2024年度のGIGAスクール構想は、1人1台端末が配備された「ファースト」から個別最適な学びを充実させる「セカンド」の段階に入ると定義。東京学芸大学教職大学院の堀田龍也教授は「子どもと同様に、教員も一人ひとりが『個別最適』に学び、授業改善に取り組んでいくべき」と指摘する。
事例紹介では、小学校・中学校の「壁」を超えた「サロン」で教員が端末の利活用を学び合う義務教育学校の信濃町立信濃小中学校や、「巻き込み力」をキーワードに一人ひとりの教員の授業観をGIGA仕様に変えた吉田町教育委員会の取り組みを紹介している。
また、同号「高校・大学版」の巻頭インタビューでは、生成AIと教育に関して数多くの提言をしている京都大学国際高等教育院附属国際学術言語教育センターの金丸敏幸准教授が登場。日本の英語教育での生成AIのインパクトを具体例とともに分析しつつ、「CALLやMALLの学習支援システムと組み合わせ、英語力を公平・公正に評価する取り組みが必要」と述べている。
事例紹介では、パソコン教室で授業支援システムなどを活用しながら生徒一人ひとりの個性を伸ばす東京都立若葉総合高校や、語学学習支援システムでグローバル人材の育成に力を入れている筑波大学の取り組みを紹介。
また、同号の発行を記念して、学校と教育委員会の最新の取り組みからGIGA端末の活用を進めるためのヒントが学べる「チエルマガジンセミナー2024春夏」を、4月14日に、オンラインで無料開催する。
同セミナーでは、東京学芸大教職大学院の堀田龍也教授をはじめ、信濃町立信濃小中校の伊藤真紀氏、吉田町教育委員会の平井奉子氏らが登壇。1人1台端末を授業で活用するためのマネジメントや教育現場のICT環境の整備推進などについて最新事例を紹介する。
「CHIeru Magazine」は、小学校~大学まで学校現場で、多くの教育の情報化推進担当者が購読している同社独自の教育ICT情報誌。発行は年2回(4月上旬・10月上旬)で、「小学校・中学校版」と「高校・大学版」を合わせて6万部を発行。
【セミナー開催概要】
開催日時:4月14日(日)11:00〜12:10
開催方法:オンライン(ウェビナー形式)
テーマ:「GIGAは次のステージへ~授業改善を進めるために先生も『個別最適な学び』をしよう~」
対象:
・都道府県及び市区町村の教育委員会関係者
・全国の学校現場の教員、教員志望者
参加費:無料(事前登録制)
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