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2024年5月14日

発達障がいの子どもの接し方「無意識のうちに保育士自身が差別しないこと」=明日香調べ=

保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する明日香は10日、0歳~5歳の発達障がいを抱えている子どもを持つ親100名を対象に実施した、発達障がいの子どもへの接し方に関する意識調査の結果を発表した。


それによると、「Q1 発達障がいをお持ちのお子様への接し方で意識していることを教えてください」の問いには、「こちらを見てきたときに笑みを返すこと」が59.0%、「傾聴を大切にし、子どもが伝えようとすることに耳を傾けること」が45.0%、「その時々の子どもの感情を察すること」が44.0%という回答となった。

「Q2 Q1で回答した以外に、発達障がいをお持ちのお子様への接し方で意識していることがあれば、自由に教えてください」の問いには、「表情豊かに伝えること」や「予定や1日の見通しを立てて行動する」など100の回答を得ることができた。


「Q3 発達障がいをお持ちのお子様を保育園に預ける場合、保育士に期待したいことを教えてください」の問いには、「無意識のうちに保育士自身が差別しないこと」が45.0%、「障がいを個性と捉え、分け隔てない対応をすること」が44.0%という回答となった。

「Q4 Q3で回答した以外に、発達障がいをお持ちのお子様を保育園に預ける場合、保育士に期待したいことがあれば、自由に教えてください」の問いには、「ゆっくり関わってほしい」や「特別扱いするのもおかしいといっても、みんなと同じようにするのが難しいと思います」など100の回答を得た。


「Q5 発達障がいをお持ちのお子様が保育園の生活の中で苦戦すると思う場面を教えてください」の問いには、「他児とのコミュニケーション」が63.0%、「登園・降園」が53.0%、「保育者とのコミュニケーション」が45.0%という回答となった。

「Q6 Q5で回答した以外に、発達障がいをお持ちのお子様が保育園の生活の中で苦戦すると思う場面があれば、自由に教えてください」の問いには、「友だちを作ること」や「演奏会などの行事」など100の回答を得ることができた。


「Q7 障がいを1つの個性・多様性として捉えるインクルーシブ保育についてどのように考えますか。」の問いには、「非常に必要だと思う」が66.0%、「やや必要だと思う」が30.0%だった。


Q7で「非常に必要だと思う」「やや必要だと思う」と回答した人に、「Q8 1つの個性・多様性として一人ひとりをみていくインクルーシブ保育が必要だと思う理由を教えてください」の問いには、「『違い』からさまざまな刺激を受け、各児の成長につなげられるから」が58.3%、「子どもたちの間で障がいを個性として捉える考え方が浸透するから」が52.1%、「無意識に作り出される偏見や差別がなくなるから」が45.8%という回答となった。


「Q9.インクルーシブ保育を十分に実現するために、重要だと思う取り組みや制度を教えてください。」では、外部の関係機関と連携して援助の体制が整っていること:55.2%、保育士の障がいへの理解と対応への知見があること:54.2%、一人ひとりをみていくため個別の計画などの取り組みがあること:49.0%、十分な職員配置がされていること:31.3%、施設と保護者の間で子どもの発達を共有し合う機会が十分にあること:21.9%となった。

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「子ねくとラボ」

明日香

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