2024年5月16日
東京⼯科⼤学、新⼊⽣の「コミュニケーションツール」利⽤実態調査を発表
東京⼯科⼤学は14日、2024年度の新⼊⽣を対象に実施したSNSなどコミュニケーションツールの利⽤状況などに関するアンケート調査の結果を公開した。
同調査は2014年から実施しており、今回で11回⽬。
それによると、SNS利⽤率では、LINE(99.2%)が2014年の調査開始以来10年間不動の1位を達成。Instagramが主要SNSでは唯⼀9年連続増の約8割(1.3ポイント増79.6%)となり、微減に転じたX/Twitter(2.7ポイント減80.9%)とほぼ並ぶ結果となった。またTikTok(1.7ポイント増46.0%)も6年連続で増加し、近年増加しているDiscord(1.6ポイント減44.4%)をわずかに上回った。
男⼥別では、Instagramは⼥⼦が2年連続で9割超(1.2ポイント増92.0%)、男⼦も初の7割超(2.2ポイント増71.5%)となった。⼥⼦での伸びが顕著なTikTokは初めて6割を超えた(6.2ポイント増62.8%)ほか、Pinterestも同様に4割近く(8.8ポイント増37.1%)に急伸している。これらは⼥⼦が先⾏して拡⼤してきたInstagramのように今後の動向が注⽬される。Xは、⼥⼦で10年ぶりに8割を下回った(5.2ポイント減79.2%)。
連絡⼿段では10年間トップをキープしているLINE(97.9%)、InstagramのDM(48.0%)、Discord(23.2%)の上位は前年度から横ばい。XのDM(7.0ポイント減13.8%)は⼥⼦(10.2ポイント減)を中⼼に昨年からの減少傾向が続いている。
動画サービスは、YouTube(2.1ポイント減97.3%)が過去3年の99%台からは微減したものの調査開始以来9年連続の1位をキープ。2位のAmazonプライム・ビデオ(45.7%)、3位のAbemaTV(30.3%)、4位のNetflix(27.2%)はいずれも横ばい。⼥⼦では3位(42.1%)のTVer(1.9ポイント増26.8%)は、男⼦でも4.2ポイント伸び5年連続で増加傾向となっている。
iPhoneの利⽤率は約8割(2.6ポイント減79.6%)の⾼⽔準を維持。⼀⽅iPhone以外(2.8ポイント増20.4%)は2020年以来の20%台となり、2014年の調査開始以降10年間拡⼤し続けてきた差はわずかに縮まった。
⼊学前にSNSなどで連絡をとりあったことがある新⼊⽣は全体の25.8%(9.6ポイント減)で、半数を超えた2020年から4年連続の減少。2019年の調査開始以来最も低くなった。
関連URL
最新ニュース
- 教員の88.5%が「生徒に積極的に辞書を使用してほしい」=辞典協会調べ=(2025年4月1日)
- 子どもが欲しい人が子どもに習わせたい習い事、1位は男子「英会話」、女子「ピアノ」=NEXER調べ=(2025年4月1日)
- NTT東日本×神奈川県教委、「災害時における学びの提供のためのICT支援に関する協定」を締結(2025年4月1日)
- 高知県教委、教育データを活用したまなびの姿を紹介するまんがを公開(2025年4月1日)
- 仙台市・NTT東日本、「第4回Digi田甲子園」地方公共団体部門で準優勝(2025年4月1日)
- セブン銀行、日本体育大学と「コンビニ証明書受取サービス」提供に合意(2025年4月1日)
- 麗澤瑞浪高校、AI時代の世界に挑む共創型リーダー育成に新アントレプレナーシップコース発表(2025年4月1日)
- 日本ユニセフ協会、子どもの権利についての模擬・実践授業の動画公開(2025年4月1日)
- Fora、経産省「探究・校務改革支援補助金2025」活用校の募集を開始(2025年4月1日)
- 東京財団政策研究所、教育における生成AI利活用に関するポータルサイト「Manabi AI」正式版リリース(2025年4月1日)