2025年1月6日
2024年度「放射線教材コンテスト」及び「放射線授業事例コンテスト」受賞作品決定
日本科学技術振興財団は12月27日、放射線に関する正確な知識・技能の普及啓発や学校等における放射線教育の普及啓発を目的として、放射線(教育)を学ぶ大学生等が考えた、小・中・高等学校授業で活用できる放射線教材作品を決める「放射線教材コンテスト」と、小・中・高等学校教育関係者による、放射線教育に関する企画、実践事例、教材・教具の開発、学習指導案などの事例を選ぶ「放射線授業事例コンテスト」の両コンテストの受賞作品を発表した。
「2024年度放射線教材コンテスト」
応募内容:児童・生徒が放射線について学ぶための教材を用いた演示。演示については、学校での活用を念頭に、1回あたり10分程度のブース実演ができるもの。
募集対象:放射線(教育)分野等を専攻する大学生、大学院生、短期大学生、高等専門学校生、専門学校生等の学生個人または数名のチーム
応募作品:213作品(応募校16校)
受賞作品:最優秀賞2件、優秀賞8件、特別賞6件
後援:東京都教育委員会、福島県教育委員会、全国小学校理科研究協議会、全国中学校理科教育研究会、日本理化学協会、公益社団法人日本理科教育振興協会、NPO法人放射線教育フォーラム
「2024年度放射線授業事例コンテスト」
応募内容:小・中・高等学校学習指導要領に、「放射線に関する教育」が取り上げられたことを踏まえ、放射線教育を検討している教員の参考となる企画、実践事例、教材・教具の開発、学習指導案などの放射線授業事例を広く募集
募集対象:小・中・高等学校の教育関係者
応募作品:188作品
受賞作品:最優秀賞0件、優秀賞2件、入選9件、特別賞6件
後 援:東京都教育委員会、福島県教育委員会、全国小学校理科研究協議会、全国中学校理科教育研究会、日本理化学協会、公益社団法人日本理科教育振興協会、NPO法人放射線教育フォーラム
2024年度放射線教材コンテスト 入賞作品
最優秀賞 (作品名五十音順)
| 教材名 | 代表者名 | 学校名 |
| 放射線宝探しゲーム | 伊坂
向日葵 |
駒澤大学 |
| 「ラジトレ」で楽しく放射線と医療の知識を身に付けよう! | 山下
泰大 |
京都医療科
学大学 |
優秀賞 (作品名五十音順)
| 教材名 | 代表者名 | 学校名 |
| 仮想世界旅行を通して学ぼう!“自然放射線量の相場観” | 東
晴菜 |
北海道科学
大学 |
| ゲーム教材『放射線発見!カード』で学ぶ身近な放射線 | 大多和 秀樹 | 常葉大学大学院 |
| つなげて学ぼう!放射線カード | 長田
肇 |
兵庫医科大学 |
| 特別支援学校(小学部)のための放射線Wordサイコロゲーム | 佐藤
颯 |
滋賀大学大学院 |
| 放射線でがんを治せるの!?~UV蛍光体とリモネンで視覚化!~ | 大迫
桜歩 |
帝京大学 |
| 放射線の力を知る RI かるた チャレンジ | 福間
琴乃 |
広島国際大学 |
| 放射線を測って試薬を当てよう!これって何? | 松岡
佳佑 |
兵庫医科大学 |
| 水で見てみよう!放射線 | 加藤
杏純 |
帝京大学 |
2024年度放射線授業事例コンテスト 受賞作品
最優秀賞 該当作品なし
優秀賞 (作品名五十音順)
| 題名 | 受賞者 | 所属 |
| 放射線を可視化して科学的・道徳的に探究する指導展開 | 高野
将吾 |
福岡県朝倉
市立甘木中 学校 |
| 「放射線」を通して「福島」について考える授業 | 佐藤
拓也 |
福島県相馬
市立向陽中 学校 |
入選 (作品名五十音順)
| 題名 | 受賞者 | 所属 |
| 外部連携を基盤とした放射線を題材とする課題研究の取り組みとその教育的意義 | 加藤 信行 | 栃木県立大田原高等学校 |
| 高校生主体の実験教室で伸ばすサイエンスコミュニケーション能力 | 大津 浩一 | 名古屋経済大学市邨高等学校 |
| 持続可能な放射線教育をめざして~ 学級担任とのTeam Teaching放射線授業を通して ~ | 佐々木 清 | 元教員 |
| 2時間の放射線実験を核とした中学2年、3年の同時期授業実践~「放射性物質は人から人に伝染しない」を確認するための実験を含む~ | 原口 栄一 | 鹿児島市立東桜島中学校 |
| 放射線副読本の通読からはじめる「高レベル放射性廃棄物の地層処分」の授業事例 | 奈良 大 | 愛知教育大学附属名古屋中学校 |
| 放射線防護の方法を導き出す実験~簡易放射線測定器「はかるくん」を1人1台用いて~ | 谷内 久美子 | 大阪市立高津中学校 |
| Minecraftで学ぶ放射性壊変 | 藤田 鈴香 | 香川高等専門学校 |
| 名画の真実~X線で見えたもの~ | 八嶋 孝幸 | 弘前大学教育学部附属小学校 |
| 理科を軸とした教科等横断的な視点でのカリキュラム・マネジメントを通して、がん教育と放射線教育との連携を図る ver.2~確率的影響モデルに基づく放射線による人体影響の学習~ | 若林 昌吾 | 千葉県君津市立周西中学校 |
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