2025年3月25日
子どもたちの新学期の不安、最も多かったのは「担任の先生との相性」=いこーよ総研調べ」=
アクトインディは24日、同社の、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研」が、全国の保護者324人を対象に実施した、「子どもたちが感じる新学期の不安」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。

それによると、新しいクラスになることや学年があがること、入園・入学することに関して、子どもがどの程度不安を感じていると思うかを保護者に尋ねたところ、「とても不安を感じている」が16%、「少し不安を感じている」が41%で、半数以上の約57%の子どもが新学期に何らかの不安を抱えていることが分かった。
年齢別に見ると、子どもの不安の感じ方に明確な傾向が見られ、特に、「とても感じている」「少し感じている」を合わせた割合は、年齢が上がるにつれて増加した。

まず、0〜2歳では「とても感じている」割合が20%と高いものの、「少し感じている」は11%と低め。これはまだ入園・入学前の子どもも多く、生活変化を実感しづらい年齢であることが影響していると考えられる。
一方、3〜5歳では「とても感じている」が6%に減少し、「少し感じている」が39%。この時期は、生活リズムや集団生活に少しずつ慣れてきたころといえるかもしれない。しかし、6歳を超えると、不安を感じる子どもの割合が再び大きく増加する。
6〜8歳では「とても感じている」17%、「少し感じている」46%で、6割以上の子どもが不安を感じている結果となった。小学校入学などの大きな環境の変化が影響しているとみられる。
さらに、小学校高学年の9〜12歳では「とても感じている」21%と「少し感じている」53%を合わせて74%、13歳以上でも同様に73%と高い水準が続く。この時期の子どもたちは、思春期に入り、友だち関係や学習面でのプレッシャー、中学・高校進学など将来への不安も加わってくると考えられる。

また、子どもがどのようなことに不安を感じているのかを保護者に尋ねたところ、最も多かったのは「担任の先生との相性」46%だった。以下、「どんな同級生が同じクラスになるか」42%、「仲の良い友だちとクラスが分かれるかもしれないこと」37%、「新しく仲のいい友だちができるか」35%と続き、人間関係に関する不安が上位を占めた。
「勉強」に関することについても、「新しく勉強する科目があること、勉強がスタートすること」24%、「勉強の難易度があがること」20%と一定数見られるが、子どもたちにとってはまず「誰とどんな関係を築くか」が一番の心配事であることが分かる。
また、子どもたちが感じる「新学期の不安」は、年齢が上がるにつれてその内容や傾向に違いがあることも分かった。
この調査は、子どもとのお出かけ情報サイト「いこーよ」及び「いこーよアプリ」を利用したユーザーの保護者を対象に、3月3日~18日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は324人。
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