2021年5月14日
コロナの影響で自宅学習が増え、51.5%の子どもがストレスを抱える=個別教育舎調べ=
個別教育舎は13日、小学校高学年・中学生・高校生の子どもを持つ全国の保護者2400人を対象に実施した「コロナ禍における子どもの自宅学習に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、学校の授業を除く子どもの学習の場所について尋ねたところ、81.6%の保護者が「自宅学習」と回答。最も割合の高い小学生で84.4%、最も低い高校生でも77.3%が「自宅学習」を実施していることが分かった。次に、「塾の授業」29.8%が続いた。
新型コロナの影響で、自宅での学習時間に変化があったかを尋ねたところ、「以前もあったが、より増えている」「以前はなかったが、するようになった」という「増加」を上げた保護者が35.7%に上った。コロナ禍で自宅での学習時間が増加傾向にあることが分かった。
コロナ禍で自宅での学習時間が増えたことで、子どもがストレスを感じている様子があるかを尋ねたところ、「とても感じている」「感じている」「少し感じている」を合わせ51.5%と半数を超えた。小学生が最も高い割合でストレスを感じている傾向が見られた。
ストレスを感じる原因を尋ねたところ、「自宅だと集中力が続かないこと」が48.9%で最多だった。中でも小学生では、55.6%と特に高い割合になっている。
以下、「やるべきことを自分で考えないといけないこと」33.5%、「わからない問題があった際、すぐに誰かに質問できないこと」28.3%などが続いた。
一方、子どもの自宅学習で充実していると感じる点について尋ねたところ、「子どもとのコミュニケーションが増えた」ことに対し充実していると感じている保護者が50.8%と半数を超えた。
コロナ禍で子どもの自宅学習時間が増えたことによる保護者自身の悩み・不安について尋ねたところ、「自宅だと学校や塾に比べて、他のことが気になって集中できない」が66.7%でトップだった。
以下、「子どものやる気やモチベーションをうまく上げることができない」64.7%、「勉強のすすめ方についてうまく指導できない」64.2%も僅差で続いた。
子どもの自宅学習のために必要だと思うことについて尋ねたところ、トップは「勉強でわからないことがある時に、教えてくれる存在」80.1%だった。
次いで「モチベーションを上げたり、維持してくれる存在」が73.3%と高い水準で続くなど、「勉強内容の指導」以外の要素として「モチベーションの向上・維持」が上がってくる結果となった。
コロナ禍で塾通いさせることへの不安について尋ねたところ、「とても不安がある」「少し不安がある」を合わせ53.6%と半数を超えた。学年別にみると、小学生で「不安」の割合がやや高く、また地域別にみると、「東北」「四国」が他の地域よりも「不安」が高かった。
一方、インターネットを活用した学習方法で、子どもが実際に行っているものがあるかを尋ねたところ、43.8%が「何らかの学習をインターネットを使って行っている」と回答。最も多かったのは「YouTubeなどの無料学習動画」で16.4%だった。
塾や通信教材、学習アプリ、参考書、家庭教師など、学校以外の勉強に、1カ月あたりどの程度の費用をかけているかを尋ねたところ、「1万円以上」かけている保護者の合計が32.5%で、最も回答者が多かったのは、「5000円~1万円未満」の13.9%だった。
学年別にみると、月1万円以上かけている割合が最も高いのは中学生で40.0%。最も低いのは小学生で24.0%。また地域別にみると、月1万円以上かけている割合が最も高いのは近畿で45.0%、次いで関東42.3%。最も割合が低かったのは東北20.3%だった。
生徒の目標に対して一人ひとりに適切な方法を、生徒とコーチが一緒になって見出し、導いていく「コーチング」という考え方について、知っていたかを尋ねたところ、「よく知っている」「なんとなく知っている」を合わせて41.6%だった。
子どもの自宅学習の意欲を掻き立て・維持してくれそうな理想のコーチについて、著名人(タレント・お笑い芸人・スポーツ選手・文化人など)の中から自由に上げてもらったところ、全学年で「松岡修造」氏がトップだった。
2位にはイチロー選手が続いたほか、東大王、YouTuber、お笑い芸人までバラエティー豊かな顔ぶれとなった。
この調査は、小学校高学年・中学生・高校生の子どもを持つ全国の保護者2400人を対象に、4月9日~4月13日にかけて、インターネットで実施。調査対象の2400人は、全国8エリア(北海道/東北/関東/中部/近畿/中国/四国/九州・沖縄)それぞれで、子どもが小学校高学年(4年生以上)100人、中学生100人、高校生100人の計300人ずつ。
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