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2025年6月17日

マイナビ、「マイナビ 2027年卒大学生キャリア意向調査5月」の結果発表

マイナビは13日、2027年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2027年卒大学生キャリア意向調査5月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を発表した。


それによると、5月単月でのオープン・カンパニー&キャリア教育等の参加率は27.1%となり前月の15.9%から11.2pt増加した。また、インターンシップ・仕事体験を含む何かしらのキャリア形成活動に参加した割合は30.2%で前月から11.9pt増えた。



学生生活が折り返しになり、今の気持ちとして当てはまるものを聞いたところ「『もう半分終わってしまった』という焦り」が83.1%で最多。また、就職活動準備の観点から思うことを自由回答で聞くと、「周りは就活準備を進めているのに、自分はまだほぼやっていないため焦りがある」「就活だけだったらいいが、研究との両立を考えると時間が足りないと感じてしまう」といった意見があがった。



キャリア形成活動(または就職活動)に向けて貯金をしているかを聞いたところ、79.7%(「貯金をしている(33.8%)」+「したいけどできていない(45.9%)」)が貯金をする意思があることがわかった。また、何に備えて貯金をしようとしているかについては「交通費」が64.4%で最も多く、次いで「アルバイトができない期間の生活費」で56.0%となった。

「マイナビ企業新卒採用活動調査」によると、企業が実施したインターンシップ・仕事体験の形式は25年卒では「すべて対面で実施」が44.0%となっており23年卒から15.7pt増加している。インターンシップ・仕事体験の実施場所が遠方、かつ交通費が支給されない場合に備えて貯金を検討しているのではないかと推察できる。


就職後、毎月の給料から貯金に回したい額を聞いたところ「5万円以上」は合計で54.6%となった。金融広報中央委員会の調査によると、年間の手取り収入からの貯蓄割合の平均は11.0%だった。一方で、「マイナビ 2027年卒大学生キャリア意向調査4月<インターンシップ・キャリア形成活動>」では理想とする初任給額は25万円が最多だったため、学生は初任給の2割程度を貯金したいと考えていることがわかる。

「マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(2027・2028年卒対象)」によると自分の将来について、不安を感じていることは「お金に対する不安(76.3%)」が最多だったため、経済的な不安から将来に備えていることが推察できる。

調査結果詳細

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