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2025年8月20日

夏休みの家庭学習、6割近くの保護者が「市販のドリル」を子どもに用意 =SVC調べ=

SVCは19日、同社が運営する保護者向けQ&Aサービス「ふぉぴす」が、小学生以上の子どもを持つ全国の保護者200人を対象に実施した、「子どもの今年の夏休みの宿題に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、夏休み中、学校の宿題以外にどのような自主学習教材を子どもに用意しているかを尋ねたところ、最も多かったのは「市販のドリル」で、6割近く(119人)にのぼった。次いで「通信教材」(50人)、「学習塾の夏期講習」(47人)も一定数見られ、学習スタイルや目的に応じた多様な取り組みが行われていることが分った。

一方、「その他」も31人おり、家庭独自の取り組みやオンライン学習など、柔軟な対応をしているケースもあると考えられる。「特に何も用意していない」は19人と少数で、多くの家庭が学校の宿題に加え、自主学習の機会を確保しようとしていることが分った。

また、長期休暇の宿題や学習に関して、親目線で不安に感じることはあるか、との質問には、全体の約3分の1を占める69人が「休み中の学習習慣に関する不安」と回答。以下、「生活リズムが崩れることへの不安」(36人)、「休み明けの学力に関する不安」(21人)、「宿題の量に関する不安」(21人)と続いた。

「宿題を完了できるかの不安」(14人)、「宿題のサポートへの不安」(12人)もあり、宿題への取り組みや親の関わり方についても課題が見られた。一方で、「特に不安はない」(12人)、「その他」(15人)もおり、すべての家庭が不安を抱えているわけではないことも分った。

今回のアンケート結果から、保護者の多くが夏休み中の学習習慣の維持や生活リズムの乱れに不安を抱えていることが分った。「遊ばせたいが勉強をしないのは心配」「気が緩んで学力が下がりそう」といった声に代表されるように、遊びと勉強のバランスに悩む家庭が多く見られた。

また、「宿題の管理ができず親の負担が大きい」「ゲームや動画の誘惑で集中できない」といった意見もあり、学習管理に対する不安や保護者の負担感が浮き彫りになった。さらに、給食がないことによる食生活の不安や、塾の宿題の多さからくる精神的負担にも言及があり、夏休みは学習面だけでなく生活全体において家庭の支援が求められていることが明らかになった。

この調査は、小学生以上の子どもを持つ全国の保護者を対象に、7月にインターネットで実施した。有効回答数は200人。

関連URL

「ふぉぴす」

SVC

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