2025年8月27日
小学校高学年女子の2人に1人が「メイクアップ製品の使用経験あり」=ミンテルジャパン調べ=
ミンテルジャパンは26日、美容の低年齢化トレンドについて調べた「ベビー&キッズ BPCトレンド~日本~2025年」と題する調査レポートを公表した。
それによると、メイクアップ製品を使用したことがある小学生女子の割合は、低学年で39%、高学年では48%とほぼ2人に1人に上った。興味深いのは、小学生男子でもメイクアップ製品の使用経験がある割合が、低学年で20%、高学年で16%もいることだ。しかも、男子小学生のメイクアップ製品の「定期使用者」が、低学年で7%、高学年で8%と一定数存在している。
18~29歳の男性の間では、「メイクの経験があって今後も行いたい」と答えた割合が12%だったのを考えると、中学、高校と進むにつれて、女子ほどではないものの、男子のメイク経験率も上がっていくと見られる。
また、メイクの低年齢化が進む中で、小学生がメイクをすることに対する「同じ年代の子どもを持つ親」としての立場は概ね寛容だが、女子小学生の親になると話が変わる。
子どもが小学生未満の親たちは、子どもの性別にかかわらず、小学生のメイクが「早すぎる」と思うのは3割前後だが、子どもが小学生になると、女の子の親の態度は小学生のメイクに厳しくなる。特に小学校低学年の女の子の親では、半数が「小学生のメイクは早すぎる」と感じている。
一方で、学校側の対応を見ると、「学校がメイク禁止」を掲げている割合は2割弱だった。ほとんどの小学校の規則が小学生のメイクに対する抑止力にならない今、同じ学年の女の子たちがメイクを始めたら、親の考えも柔軟にならざるを得ない。実際、「小学生のメイクは早すぎると思う」と考えている女子小学生の親でも、子どもがメイクを使用している割合は4割にもなっている。
また、小学生女子のメイクアップ製品使用率を見ると、日本のメイクアップ製品カテゴリーの中では比較的マイナーアイテムの「マニキュア」がトップで、「リップグロス・リップオイル」が2位だった。大人のメイクでは、顔全体、そして目の周りのメイクの使用が多いのに対し、小学生のメイクがまず注目するのは口周りの部分で、ベースメイク製品の優先順位も当然低くなっている。
子ども用のメイク製品というと玩具メーカーの製品も少なくないが、スキンケアもメイク製品も、大人用ではなく、子どもならではのニーズと興味に合わせたBPCメーカー開発のアイテムのさらなる登場が期待される。
さらに、小学生はスキンケアに対する意識も高いことが分った。小学校高学年になると、女の子がスキンケアを実施する率は8割近くにまで上がる。顔用保湿剤の利用には性差が大きく、男の子の使用率が年齢と共に下がっていくのに対し、女の子は上がっていく。とはいえ、男の子の使用率は減少しても6割近くあり、注目に値する。
一方、洗顔料については、使用している小学校高学年の子どものうち、半数以上が「大人と共用の製品を使用している」と回答。しかし、思春期のニキビが洗顔料使用の理由であれば、子ども専用の洗顔料を使うことが望ましい。
だが、子ども向けを訴求するBPC製品の割合は少なく、その傾向はコロナ禍以降減少傾向にある。製品のタイプによって異なるが、「大人とは別の製品を使用している」割合は、特に風呂の中で使用する製品で高くなっている。小さい頃は、子ども専用の製品を使用する割合の方が高いが、小学生ともなると大人と共用になってしまう。
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