2025年10月17日
「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査9月<インターンシップ・キャリア形成活動>」発表
マイナビは15日、2027年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査9月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を発表した。
それによると、9月のインターンシップ(5日間以上のプログラム)参加率は16.4%で前月の16.7%とほぼ同水準となった。8月に引き続き夏季休暇の影響か9月もインターンシップの参加率は他の月と比べて高い結果となった。
インターンシップ・仕事体験を通じて、「働くこと」に対する意欲がどう変化したかを聞いてみたところ、「前向きになった(「前向きになった(44.0%)」+「どちらかというと前向きになった(34.8%)」)」は78.8%と、約8割が働くことに対しての意欲が前向きに変化していることがわかった。
前向きになった理由としては「ネットではマイナスな意見ばかりだったが、実際にいけばいいところが多く、イメージの払拭ができた」「仕事をすることに対して嫌なことばかりという印象があったが、楽しめる面が見つかった」という意見があった。
インターンシップ・仕事体験は学生の不安を和らげ、働くことに対するマイナスなイメージを払拭する機会となっていることがわかる。また、現場での実体験が働くことに対する意欲の向上を促す重要なステップとなりうることが考えられる。
一方で、学生に「インターンシップに参加してみて、もっと○○だったらよかった」と感じたことを聞いてみると「会社・仕事の厳しさ、大変なことなどマイナスな部分も知りたかった」が38.2%で最多となった。学生がインターンシップ・仕事体験の場で“働くことのリアル”に触れる機会を求めており、現場でしか得られないマイナス面も含めてプログラムの中で経験できることを期待していることがわかる。
仕事を選ぶ際に「社員の成長をうたっている会社」と「社会貢献をうたっている会社」のどちらを優先するかを聞いたところ、「社員の成長をうたっている会社(計)」は54.6%(「社員の成長をうたっている会社(27.9%)」+「どちらかというと社員の成長をうたっている会社(26.7%)」)で、 「社会貢献をうたっている会社」は28.8%(「社会貢献をうたっている会社(8.2%)」+「どちらかというと社会貢献をうたっている会社(20.6%)」)だった。
「社員の成長をうたっている会社」を優先する理由は、「自らが成長することでキャリアアップにも繋がると感じるから」、「社会人として自身が成長しやすいほうが、将来の道が開きやすいと思うから」などの意見が寄せられ、「働くこと」を自分自身の可能性を広げる場として捉えていることがわかる。
また、「社会貢献をうたっている会社」を優先する理由は「自身の成長よりも自分の仕事がどれだけ社会に影響を与えているかの方が重要であるため」、「仕事のモチベーションとして人の役に立っていると感じられることが大切だと思うから」などの意見があり、社会貢献を重視する学生は「働くこと」を社会との接点や他者への貢献と捉えており、企業選びにおいても誰のために、どんな価値を生んでいるかを重要視しているのではないかと考えられる。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)














